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2004/04/01 20:51 更新


ネットの不安はウイルス、個人情報の流出、ハッカー 情報通信総合研究所の調査から分かる

ネット社会に対しインターネットユーザーの大半が、ウイスル、個人情報の流出、ハッカーに不安を感じている。4月1日、情報通信総合研究所が発表した「ネット社会に対する意識と展望」に関する調査結果から、数字として明らかになった。

 ネット社会に対しインターネットユーザーの大半が、ウイスル、個人情報の流出、ハッカーに不安を感じている。4月1日、情報通信総合研究所が発表した「ネット社会に対する意識と展望」に関する調査結果から、数字として明らかになった。

 同調査では、調査対象を4年以上インターネットを利用しているヘビーユーザー、それ以降からを新人ユーザーとし、週10時間以上利用する人をヘビーユーザー、それ以下をライトユーザーの4タイプに分類して分析した。

 4タイプすべてで、ウイルス、個人情報の流出、ハッカーの3項目に不安を感じているという結果になった。ウイルスには全体の78.3%が不安を感じると答え、ヤフーBBをはじめとして相次いでいる個人情報の流出も78.2%と大半が不安を感じているという結果になった。ハッカーへの不安は61.2%。

 今後、より高まる不安も聞いているが、4タイプすべてでウイルス被害、ハッカー被害が高いポイントとなっている。今後の不安については、新人ユーザーの方がベテランユーザーに比べて大きく、インターネット初心者に対する対策が求められるだろうとしている。

 また、また最も不安を感じる利用シーンは、オークション、オンラインショッピング、ネットバンキングなどのコマース関連サービスを半数以上が挙げ、それに続くのが、BBSやチャット、ファイル交換などのコミュニティサービスとなった。しかし、実際に利用をやめたというユーザーは少数にとどまった。

 不安の一方で、ネット社会に期待するのは、就業機会の増加や医療・福祉の充実など、社会公共的なものへの期待が高かった。

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