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2004/04/07 18:30 更新


日立、企業のウイルス対策を支援する新サービスを提供

日立製作所は、セキュリティサービス「ウイルス汚染防止ソリューション」のメニューを拡充し、企業のウイルス対策を支援する。

 日立製作所は4月9日より、企業のウイルス対策・汚染拡大防止を支援すべく、セキュリティサービス「ウイルス汚染防止ソリューション」のメニューを拡充する。

 これまでウイルス汚染防止ソリューションでは、新たなセキュリティホールやウイルスの発生状況に関する情報を提供する「インシデント情報提供サービス」や脆弱性検査ツールを用いた「診断サービス」などが提供されてきた。今回の拡充では新たに、「セキュリティコンサルティングサービス」と「セキュアネットワーク設計・構築サービス」の2つのメニューが追加される。

 セキュリティコンサルティングサービスは、企業のウイルス対策レベルを確認するとともに、組織内に残るセキュリティ上の脆弱性を洗い出すもの。経済産業省が定めた情報セキュリティ管理基準コンピュータウィルス対策基準に基づいた問診表を利用し、物理的な設備・環境面から情報システムそのもの、さらには運用管理面も含め、企業のセキュリティレベルや脆弱性をチェックする。また、こうして洗い出された脆弱性への対策方法の今サルテーションも行う。

 もう1つのセキュアネットワーク設計・構築サービスは、いくつかの対策を通じて、ウイルスに対する抵抗力の強いネットワークを実際に構築するサービス。日立システムアンドサービスが提供するソフトウェア「オープンネット・ガード」を利用することにより、企業内に存在する端末およびユーザーを把握し、不正なPCからの接続をブロックする点が特徴だ。

 これにより、IT部門の管理下にないPCを通じて社内にウイルスが蔓延したり、不正に情報を持ち出されたりするケースを防ぐ。このサービスではまた、ウイルス定義ファイルやセキュリティパッチの配信/運用といった対策も提供される。

 サービス料金は、セキュリティコンサルティングサービスが105万円から、セキュアネットワーク設計・構築サービスは個別見積もりとなる。なお、後者の一部となる「オープンネット・ガードversion1.3基本セット」は、250クライアントライセンスとDHCPサーバ1台の組み合わせて84万円から。

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