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2004/04/07 19:12 更新

NTT Comの「ホットスポット」が802.1x認証に対応
NTTコミュニケーションズは4月13日より、無線LANサービス「ホットスポット」にIEEE802.1xによる認証機能を追加する。
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は4月7日、無線LANサービス「ホットスポット」にIEEE802.1xによる認証機能を追加し、セキュリティの強化を図ることを明らかにした。
これまでホットスポットでは、無線区間を保護するための手立てとして、ESS-ID(実質的にはセキュリティ対策とは言えない)およびWEPキーの設定しか提供してこなかった。このたび、ホットスポットサービスの全拠点に802.1x認証を導入することによって、従来よりも強固なユーザー認証を実現し、セキュリティ向上を図る。
NTT Comはこれに合わせて、ユーザー向けに、802.1x認証を行うためのクライアント用ソフトウェア「Sentinella-1X for Hotspot」を、ホットスポットのWebサイト経由で無償で提供する。このソフトは、セタよりライセンスを受け、ホットスポット専用にカスタマイズしたもの。
他に、バッファローの「AirSupplicant」、Funk Softwareの「Odyssey Client」、MeetingHouseの「AEGIS Client」およびMacOS X 10.3以降に搭載されている802.1x対応端末ソフトウェアについて、動作を確認済みということだ。またWindows XPが内蔵するPEAPクライアントについても動作が確認されているが、利用に一部制限があるという。
802.1x認証への対応は4月13日より開始される予定だ。利用に当たって特に追加料金は発生しない。また、同サービスをローミングで利用している他のISPのユーザーにも、準備が整い次第、同様の認証機能を提供していく方針という。
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