ニュース
2004/04/14 22:30 更新


日立電線、認証スイッチと連携可能な指紋認証デバイスを発売

日立電線はディー・ディー・エスとともに、認証スイッチ「Apresia」との連携が可能な指紋認証デバイスを開発し、4月15日より販売を開始する。

 日立電線は、同社の認証スイッチ「Apresia」と連携して指紋認証を実現するクライアントソフトウェアおよび指紋認証デバイスを開発し、4月15日より販売を開始する。

 このソフトウェアとデバイスは、同社とディー・ディー・エスが共同で開発したもの。特に指紋認証デバイスは、独自開発の周波数解析法を採用しており、0.0004%以下の本人拒否率を達成している。

 これまでもApresiaでは、Webブラウザ経由の認証に基づいてネットワークへの接続を許可し、クライアントごとにVLANを割り当てたり、Windowsドメイン認証を行うことができた。今回開発された製品を利用すれば、バイオメトリクス認証の一種である指紋認証を利用することで、認証の強度をさらに高めることができる。

 日立電線ではこれにより、他人による成りすましを防ぎ、いつ、どのユーザーが、どのスイッチ配下からネットワークにアクセスしたかを特定できるようになるとしている。ひいては、社内からの情報持ち出しを抑止したり、万一漏洩事件が発生した際の調査にも役立つという。

 価格は、指紋認証デバイスおよびソフトウェアが1台あたり1万9800円。同社では、デバイス100台に指紋認証サーバソフトとApresiaを合わせて200万円台で提供することを予定しているという。

関連リンク
▼日立電線
▼ディー・ディー・エス

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.