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2004/04/15 09:58 更新


ポルノメールに「SEXUALLY-EXPLICIT」の表示義務付け

米連邦取引委員会(FTC)はメールにポルノ的な内容が含まれていることを明示させる狙いから、ポルノ関連の内容を含むスパムメールに対し、件名にすべて「SEXUALLY-EXPLICIT:」を付けるよう定めた。

 ポルノ関連の内容を含むスパムメールに対し、件名にすべて「SEXUALLY-EXPLICIT:」を付けることを定めた新規定を4月13日、米連邦取引委員会(FTC)が発表した。5月19日から適用され、違反した場合は罰金が科せられる。

 この表示の狙いは、メールにポルノ的な内容が含まれていることを明示し、受信したくない場合はフィルタで排除しやすくすることにあるとFTCは説明。FTCはスパムメールを規制する「CAN-SPAM」法の下、迷惑メールの表示を定める権限が与えられている。

 CAN-SPAMは米国で今年1月に施行され、スパムメールに対して送信者の住所表示や受信拒否の方法記載などを義務付けている。ただ、各種調査によればその後もスパムは増える一方で(4月10日の記事参照)、同法の効力には疑問も上がっている。

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