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2004/04/19 16:26 更新


日本電気、仮想マシン管理ソフトを発売

日本電気は、「VMware ESX Server」を一元的に運用・管理する仮想マシン管理ソフトを発売した。

 日本電気は4月19日、一台のサーバ上で仮想的なサーバの役割を果たす仮想マシンを複数実現するサーバ仮想化ソフト「VMware ESX Server 2」を集中管理し、各サーバ上にある全ての仮想マシンを一元的に管理・運用できる仮想マシン管理ソフト「VMware VirtualCenter」の販売を開始した。

 同製品は、データセンターや各拠点に配置された「VMware ESX Server」を一元的に運用・管理することで、サーバ管理コストの削減や、サーバの停止時間(ダウンタイム)の短縮、ハードウェアリソースの有効活用などを実現するもの。

 「VMware VirtualCenter」の主な特長は以下の通り。

1.仮想マシンの管理作業を効率化

 複数の「VMware ESX Server」が動作するサーバと、その上で稼働する仮想マシンを管理コンソールから一元管理し、仮想マシンの操作・移動、リソース使用状況やパフォーマンスの監視・調整、異常発生時のアラート設定、管理作業のスケジュール実行などを行える。

2.サーバのダウンタイム時間を短縮

 仮想マシン上で稼働する業務を止めることなく、仮想マシンをサーバ間で移動させることができる「VMotion機能」を実装している。これにより、業務を停止させることなくサーバのメンテナンスやアップグレード、設置、移行などの作業を行うことができ、ダウンタイムの短縮を実現できる。また、リソースが不足しているサーバで稼動している仮想マシンを、別のサーバに移行することなども可能。

3.プロビジョニング機能の搭載

 管理コンソール上であらかじめ準備しておいたサーバ環境のテンプレートを用いて自動設定を行うプロビジョニング機能により、新たなサーバを追加する際に必要となる環境設定を短時間で行える。

 「VMware VirtualCenter」は、管理サーバ用の「VMware VirtualCenter Management Server」と、管理対象となるサーバ用の「VMware Virtual Infrastructure Node CPUライセンス」の2製品で構成されている。価格はいずれも80万円から。

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