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2004/04/26 15:13 更新


NEC、社内クライアントからサーバへのウイルス感染を防止するソフト

NECは、セキュリティ対策が不十分なクライアントPCからのアクセスを拒否することで、サーバのウイルス感染を未然に防ぐセキュリティソフト「ServerW@ll」の販売を開始した。

 NECは4月26日、セキュリティ対策が不十分なクライアントPCからのアクセスを拒否することで、サーバのウイルス感染を未然に防ぐセキュリティソフト「ServerW@ll」の販売を開始した。

 同製品は、クライアントPC用のエージェントソフト、サーバ用のファイアウォールソフト、管理ソフトの3種類で構成。エージェントソフトがセキュリティポリシーを満していると確認したPCだけが、サーバ用ソフトを搭載したサーバへ接続できる。

 クライアントに比べて、サーバのセキュリティパッチは、事前評価の必要性があるなどの理由ですぐに適用作業ができない。サーバへのパッチ適用が遅れてしまうことにより、クライアントPCからサーバへのウイルス感染がおきるケースがあった。そこで、同社は、クライアントPC経由によるサーバへのウイルス感染を予防し、パッチ適用作業の計画的な運用を支援するものとしてServerW@llを提供する。

 また、ファイアウォールソフトの設定により、業務上で必要なPCを限定できる。セキュリティポリシーを満たすまでサーバにアクセスできないため、最新のパッチ適用やウイルス対策ソフトの定義ファイルの更新など、セキュリティ対策実施率の向上も期待できるという。

 希望小売価格は、30万円(税別)から。NECは今後3年間で1000ユーザーへの販売を見込む。

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