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2004/05/16 03:29 更新


もう悩まない、Linuxでどんなプリンタからでも印刷可能に――ターボリナックス

UNIX/Linuxユーザーが不満に思っていたプリンタ周りの問題が解決に向けて前進しそうだ。ターボリナックスは異なるプリンタのデバイスドライバを意識せずに印刷ができるソフトを「Turbolinux 10 F...」に搭載予定だ。

 ターボリナックスは、5月28日に発売予定の「Turbolinux 10 F...」に、異なるプリンタのデバイスドライバを意識せずに印刷ができるソフトを搭載予定だ。ターボリナックスの代表取締役社長兼COOである矢野広一氏のblogで言及されている。

 同ソフトは、経済産業省の外郭団体である、行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「オープンソフトウエア活用基盤整備事業」(平成15年度)の支援を受けオープンプリンティングプロジェクトで開発されたもの。オープンプリンティングプロジェクトの参加企業は、ターボリナックスのほか、アックス、イーアンドディー、エプソンコーワ、ビービーアール、ミントウェーブ。

 ただし0から開発されたというわけではなく、ベースとなるものはすでに存在していた。UNIX/Linuxなどの環境で使用できるオープンなプリンティングシステムの開発を目指し、Free Standards Groupが立ち上げたワークグループの1つであるOpenPrintingProjectがそれだ。オープンプリンティングプロジェクトではこれを実装したといえる。

 現状のUNIX系印刷環境では、ラスタープリンタ用のドライバインターフェースや、PostScript用のドライバインターフェースが定義されているが、国内にはPostScript以外の高水準ページ記述言語(PDL)が数多く存在しており、それらを制御し、かつ十分な性能を発揮するためのドライバインターフェースを見つけることは難しかった。

 また、lprやLPRng、lpなどを用いるUNIX系OSの印刷システムにおけるプリンタの用紙詰まり、インク切れといった動的情報を取得するため、プリンタの状態を監視する別の仕組みを用意する必要があり、結果としてドライバの開発工数の増大を招いていた。

 今回の機能が実装されることで、統一化したプリントシステムが利用可能となるため、ユーザーはプリンタのデバイスドライバを意識することなく印刷が可能になるとともに、用紙なし、インク切れといったプリンタの動的情報の取得、表示も可能となる。

関連リンク
▼行政法人情報処理推進機構(IPA)
▼OpenPrintingProject
▼オープンプリンティングプロジェクト
▼Turbolinuxいただき日記

[西尾泰三,ITmedia]

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