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2004/05/19 19:24 更新
NTTドコモ、Sasserの副作用による「つなぎっぱなし」に注意を呼びかけ
NTTドコモは、Sasserワームの影響で、自動切断設定のはずの回線が接続されたままになるケースがあるとして注意を呼びかけている。
NTTドコモは5月18日、5月初めに登場したSasserワームの影響で、自動切断設定のはずの回線が接続されたままになるケースがあるとし、注意を喚起した。同社がこういった呼びかけを行うのは、2003年のMSBlast(Blaster)以来のこと。
Sasserは、Windowsに存在するLSASSの脆弱性(MS04-011)を狙って感染を広めるワーム。パッチを適用しておらず、適切なフィルタリングも行っていない場合は、ネットワークに接続しているだけで感染する。そしてひとたび感染すると、新たなターゲットを探してパケットを撒き散らす。
このため、携帯電話やPHSの回線交換方式でデータ通信を行っており、自動切断設定としている場合、ユーザーにそのつもりがなくともつなぎっぱなしの状態になってしまい、高額の請求がなされる場合があるという。DoPaサービスやFOMAパケット通信サービスを用いてインターネットに接続する場合にも、意図しないデータ送受信が行われるケースがあるという。
NTTドコモでは、パッチの適用やウイルス対策ソフトの導入/更新といった根本的なSasser対策を行うとともに、データ送受信後は手動で回線を切断する、PCから携帯電話端末を取り外すといった対処を取るよう注意を呼びかけている。
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