ニュース
2004/05/26 22:28 更新


OmniTrust、Webブラウザ経由での情報漏洩を防ぐソフトを発売

米OmniTrust Security Systemsは、Webブラウザ経由での情報漏洩を防ぐ「Webブラウザプロテクター」の販売を開始した。

 米OmniTrust Security Systemsは5月25日より、Webブラウザ経由での情報漏洩を防ぐためのソフトウェア「Webブラウザプロテクター」の販売を開始した。代理店となった野村総合研究所経由で販売が行われる。

 Webブラウザプロテクターは、Webブラウザに表示されたHTMLドキュメントや画像、ダイナミックに生成されたWebページのの印刷、コピー、保存といった二次利用を防止し、必要以上の情報流通をブロックする製品。スクリーンキャプチャによる画面イメージの保存も禁止できる。

 一連の機能を利用するには、Webサーバ(IIS 5.0/6.0およびApache 1.3)側とブラウザ(Internet Explorer)側、それぞれに専用プラグインを導入する必要がある。同社では、たとえばコールセンターやカスタマーサービス部門のように、WebベースのCRMシステム経由で顧客の個人情報を取り扱う部署や、機密情報を取り扱う開発部門などでの導入を見込んでいる。

 なおOmniTrustは他に、Web経由で配布される文書やファイルに対するアクセスをコントロールできるDRMシステム、「Webコンテンツプロテクター」も提供する。この製品では、誰が、どの程度の期間当該ファイルを閲覧できるかを指定できるほか、印刷やコピーの可否についても設定可能だ。アクセス状況を把握できる監査用ログ機能もサポートされている。

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.