開催にあたり

EVテクノロジー EXPO 〜次世代自動車の主役はエレ/ソフト技術〜 2009年から始まったトヨタ・プリウスやホンダ・インサイトなどHEV(hybrid electric vehicle) の好調なセールスは、エコカー補助金/エコカー減税などの追い風も受けて2010年も引き続き盛り上がりを見せ、停滞する自動車市場をリードしました。また10月には待望の小型車HEVとしてホンダ・Fitがリリースされ、発売後2週間で約1万5000台を受注するなど好調な滑り出しを見せています。さらにEVでは、三菱自動車のi-MiEVが2009年6月に量産を開始、2010年12月には日産がEV「リーフ」を市場に投入する予定など、EV市場もいよいよ立ち上がりを見せそうです。

EVやHEVは従来の内燃機関のみの自動車に比べて、エレクトロニクス技術やソフトウェアの重要性が非常に高まっています。昨年から盛んに開催されているEV/HEV関連の展示会の顔ぶれを見ても、これまでの自動車業界では見られなかったエレクトロニクス企業やソフトウェアベンダが名を連ねるようになってきました。

今回の「EVテクノロジー EXPO」は、エレクトロニクス技術やソフトウェアの最新動向にフォーカスし、業界有識者やEV/HEV開発の最前線にいるエンジニア・企業を招いてインターネット上で紹介するバーチャルイベントです。注目のインターネット講演(ウェビナー)や最新資料のダウンロードなどを通じて、EV/HEVの開発に携わるすべてのハードウェア/ソフトウェアエンジニアへ、次世代自動車開発で「“メインプレーヤー(主役)”になるためのヒント」を提示します。

開催概要

〜ご好評につき3月8日まで会期延長〜

名称  :EVテクノロジー EXPO
会期  :2011年2月16日 10:00 〜 3月8日 17:00 
形式  :オンラインイベント
主催  :ITmedia Virtual EXPO 実行委員会
企画  :@IT MONOist、EE Times Japan、環境メディア
後援  :経済産業省
参加費 :無料

※本イベントはオンライン上で開催される、バーチャルイベントです。

基調講演

電気自動車の現在と未来 〜2011年 新たな価値の創造にむけて〜 電気自動車の現在と未来 〜2011年 新たな価値の創造にむけて〜

講演内容
三菱自動車は、2009年6月新世代電気自動車i-MiEV(アイ・ミーブ)を発表し、2011年はいよいよ普及が進む段階になってきておりますが、一般ユーザーに普及するには、車両の低価格化や充電インフラの整備拡大など多くの課題があり、自動車業界のみならず多くの企業が参加し取りくんでおります。また電気自動車は、リチウムイオン電池、モーター、カーエレクトロニクス、パワーデバイスなど多彩な技術が投入されており、普及が進めば自動車産業の構造変革にもつながってきます。最近は電気自動車周辺に新たなビジネスも現れ始めており、クルマとハウス・系統が連携を行うスマートグリッド技術にも関心が高まってまいりました。このような状況の中、本講演では、EV普及拡大の課題と解決に向けた最新の動向、そして、EVが生み出す新たな価値について、三菱自動車の取り組みをご紹介いたします。

講演者:和田 憲一郎 氏
所属:三菱自動車工業株式会社 EVビジネス本部 EVビジネス開発部 上級エキスパート

プロフィール
1989年 三菱自動車入社。内装設計担当後、2005年 新世代電気自動車の開発を任命され、i-MiEV開発に着手
2007年 正式にプロジェクトが発足すると共にMiEV商品開発プロジェクト:プロジェクトマネージャーに就任
2009年 開発本部 MiEV技術部 担当部長
2010年 EVビジネス本部 EVビジネス開発部 上級エキスパート

配信期間:2011/2/16-3/1

ゼロ・エミッション社会の実現を目指して
〜ベタープレイスの次世代充電インフラ戦略〜
ゼロ・エミッション社会の実現を目指して<br>〜ベタープレイスの次世代充電インフラ戦略〜

講演内容
ゼロ・エミッション社会の実現を目指し、各自動車メーカーがこぞって開発を試みている電気自動車。しかし、電気自動車では充電待ち時間や航続距離の短さなど様々な課題が取りざたされています。ベタープレイスではこうした電気自動車の課題を解決する方法として、ステーションにて充電済みバッテリーを短時間に丸ごと交換し、連続走行を可能にするバッテリー交換式電気自動車事業を世界各国において推進しています。日本においては今年4月より経済産業省の実証事業として世界初のバッテリー交換式電気自動車タクシーを六本木ヒルズのタクシー乗場より運行しており国内外から大きな注目を集めています。
今回のトークでは、このバッテリー交換式電気自動車タクシー実証事業の概要やそれを支えるテクノロジー、そして環境貢献インパクトなどをわかりやすく解説いたします。

講演者:三村 真宗 氏
所属:ベタープレイス・ジャパン バイスプレジデント 事業企画本部 本部長

プロフィール
1969年東京都生まれ。1993年慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。2001年ハーバードビジネススクールでエグゼクティブ・エデュケーション・コースを修了。1993年、創業メンバーの一人としてSAPジャパンに入社。在籍中13年間に渡り、社長室長、製品マーケティング本部長、戦略製品事業バイスプレジデント等を歴任。2006年マッキンゼー・アンドカンパニーに入社し、金融、通信、ハイテク企業等の戦略プロジェクトに従事。2009年現職に就任。2002年に日経コンピュータ「ITを変える50人」に選ばれる。著書にダイヤモンド社刊「新・顧客創造」他、寄稿等多数。

配信期間:2011/2/16-3/1

特別講演

いま、日本のモノづくりは大きな転換点にある
〜ソニーとグーグルでの経験から言えること〜
いま、日本のモノづくりは大きな転換点にある<br>〜ソニーとグーグルでの経験から言えること〜

講演内容
これからは車も電気自動車に置き換わって行き、テレビもネットワーク対応が標準になって行くが、そこで求められるのはIT系のスタイルやスピードになると思われる。また、デバイスにだけ注力しても駄目で、車であれば交通網やエネルギー供給網、移動体通信網などのインフラとの連携、家電であればクラウドやネットワークとの連携などの、生態系全体を包括したアプローチを考えて行く必要がある。これからの日本の物作りにおける発想の転換として何が求められているのかを考える。

講演者:辻野 晃一郎 氏
所属:アレックス株式会社 代表取締役社長兼CEO グーグル日本法人前社長

プロフィール
1957年福岡県生まれ。84年に慶応義塾大学大学院工学研究科を修了し、ソニーに入社。88年にカリフォルニア工科大学大学院電気工学科を修了。VAIO、デジタルTV、ホームビデオ、パーソナルオーディオ等のカンパニープレジデントを歴任した後、2006年3月にソニーを退社。翌年、グーグルに入社し、その後、グーグル日本法人代表取締役社長に就任。2010年4月にグーグルを退社し、アレックス株式会社を創業。現在、同社代表取締役社長兼CEOを務める。
近著『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』(新潮社)

配信期間:2011/2/16-3/1

ゴールドスポンサー

日本ナショナルインスツルメンツ株式会社

日本ナショナルインスツルメンツ株式会社は、設計・試作・実装の開発全ての工程で、計測・制御・シミュレーションツールの共通化を図ることが可能なグラフィカルシステム開発プラットフォームを提供しています。本EXPOでは、EV/HEV向け部品開発に必須のフルビークルモデルや、JSOL社のJMAGを使用したモータHILSシステムのデモをご覧いただけます。その他、EV/HEV開発におけるNI製品や技術の活用事例や、技術資料をダウンロードいただけます。

メディアスポンサー

Canon Communications Japan合同会社

『Automotive Electronics』は、高機能化する自動車にとって不可欠なカーエレクトロニクス技術にフォーカスした専門誌です。自動車向けの電子技術を開発している方に最新の情報を提供します。購読するには『EDN Japan』への読者申し込み(無償)が必要となります。雑誌版の他にオンラインで読める電子ブック版でもご登録いただけますので、是非ご登録ください!

Tech Village(CQ出版社)

CQ出版社が運営する電子・組み込み技術の総合サイト「Tech Village」は、「組み込みネット」、「半導体ネット」、「実装ネット」、「電子回路ネット」から構成されています。ここでは,2月25日(金)に開催する無料のイベント「組み込みネットワーク&クラウド開発技術ワークショップ」の公式ガイドブックや、CQ出版社の図書目録、2月〜3月に開催する技術セミナの情報などをご紹介いたします。

日刊自動車新聞社

『日刊自動車新聞』は自動車産業を取り巻く日々の動きをいち早く、正確に捉えて、毎朝、主に全国のASA(朝日新聞販売店)から、直接読者に配達される日刊専門紙です。 販売部数143,000部、専門紙としては世界最大級の部数を誇り、自動車産業界のみならず、内外の産業・経済界から注目されています。また紙面レイアウトそのままの画像データと、テキスト形式の記事をインターネットを通じて配信、パソコンの画面上で購読いただけるサービス『ネットDe日刊自動車新聞』からも有益な情報をより早く的確に集めることができます。

特別講演

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いま、日本のモノづくりは大きな転換点にある 講演者:辻野 晃一郎氏 これからの日本の物作りにおける発想の転換として何が求められているのか? 車であれば交通網やエネルギー供給網、移動体通信網などのインフラとの連携など、生態系全体を包括したアプローチを...

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