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リコー、The Linux Foundationに参画
リコーは、The Linux Foundationへの参画を発表した。OpenPrintingの分野におけるコミットメントとリーダーシップが期待される。
The Linux Foundationは4月5日、リコーが新メンバーとしてThe Linux Foundationに参加したことを発表した。同社はこれまで、The Linux Foundationの下部組織であるOpenPrintingで主に活動してきたが、今回の参画でLinuxに対する強いコミットメントを示したといえる。
OpenPrintingは、LinuxやUnixライクなOSの印刷に関する標準化活動を展開している。幾つかのプロジェクトがあるが、すべてのアプリケーションとユーティリティで共通の印刷ユーザーインタフェースを提供する「Common Printing Dialog」や、PostScript依存のプリントシナリオをPDFベースに再構築する「PDF Print Path」などに注目が集まっている。
The Linux Foundationジャパンディレクタの福安徳晃氏はリコーの参画について、「Linuxの分野では、ユーザーによる利用や標準化の活動などはこれまでサーバ分野が先行して進められてきました。ただ今後は、とりわけ今モバイルの分野で顕著になっているように、クライアント側でのLinuxの利用が加速的に進んでいくものと考えます。その中にあって印刷機能、ユーザビリティの強化は必要不可欠で、今後のリコー様のOpenPrintingへのコミットメントとリーダーシップに期待しています」とコメントしている。
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