Google、Google AppsのSLAを強化
Googleは、Google AppsでのSLAに関し、2つの改善を行った。2010年の稼働率は99.984%で、Gmailの信頼性はMicrosoft Exchangeの42倍だと主張する。
米Googleは1月14日(現地時間)、同社の有料版オンラインスイート「Google Apps」のSLA(サービス品質保証契約)に2つの改善を加えたと発表した。
まず、従来のSLAには多くのサービスプロバイダーと同様に、サービスのアップデートやメンテナンスのための計画的なダウンタイムを許容する条項があったが、これを排除する。つまり、いかなる原因であれ、ダウンタイムが発生したら返金率に基づいたSLAクレジットが支払われるということだ。
もう1つの変更は、これまで10分以下のサービス遮断はダウンタイムとしてカウントしていなかったが、今後はどんなに短時間のダウンタイムでもSLAの対象とするようになった。
Google Appsでは99.99%の稼働率を保証している。同社によると、2010年通年の稼働率は、短いダウンタイムを加算しても99.984%だったという。これは、1カ月当たりのダウンタイムが7分だったことを意味する。同年にはGoogle Appsに30以上の新機能を追加し、数千万人の新規加入者を受け入れたが、こうしたアップデートやメンテナンスの際も計画的なダウンタイムを設定しなかったという。
同社は米調査会社Radicati Groupによる4社のオンプレミスなメールサービスのダウンタイムを示すグラフを紹介し、オンプレミスなメールサービスの平均的なダウンタイムは1カ月当たり3.8時間で、Gmailの稼働率は米MicrosoftのメールサービスExchangeの42倍信頼性が高いと主張している。
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