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Nokia、4000人削減へ 製造工程をアジア工場に移管
AppleやSamsungにシェアを奪われ続けるNokiaが、部品メーカーの多くが拠点を置くアジアに製造工程を移管することで、携帯端末の納期短縮・コスト削減を目指す。
フィンランドのNokiaは2月8日(現地時間)、携帯電話市場での競争力強化を目指し、ハンガリー、メキシコ、フィンランドにある3工場の従業員、約4000人を削減する計画を発表した。
これらの工場では携帯端末の組み立てを行っているが、部品メーカーの多くが拠点を置くアジアに組み立て工程を移管することで、製品の納期短縮とコスト削減を狙う。3工場は欧米向けスマートフォン製品のカスタマイズに集中する計画。
米調査会社IDCによると、Nokiaは2011年第4四半期の世界携帯電話市場では首位を守っているが、シェアは数四半期連続で落としている。スマートフォン市場では、2011年第2四半期に米Appleに首位の座を奪われ、第4四半期はApple、韓国Samsung Electronicsに次ぐ3位だった。
Nokiaは昨年4月に7000人、11月に3500人の人員削減を発表している。
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