ニュース
Facebook、利用規約とデータポリシー改定の是非を問うユーザー投票スタート
ユーザーの30%以上(約2億7000万人)が投票すれば、その投票結果はFacebookに対して拘束力を持つ。
米Facebookは6月1日(現地時間)、利用規約およびデータポリシーの改定の是非を問うユーザー投票を開始したと発表した。
同社は3月に利用規約の改定を、5月にデータポリシーの改定を発表した。それぞれにユーザーからのコメント受け入れ期間を設け、各改定案はそれらのフィードバックに基づいて何度か修正されている。
今や9億人以上となったユーザーは、Facebook Site Governanceの投票ページで改訂版を支持するか否かを投票できる。投票期間は日本時間の2日午前1時〜9日午前1時まで。
投票ボタンをクリックすると、利用規約およびデータポリシーの改定案と改定内容の説明へのリンクが表示されるので、ユーザーはそれらを読んでから投票できる。
アクティブな全登録ユーザーの30%を超える人数が投票に参加した場合、その投票結果はFacebookに対して拘束力を持つ。投票率が30%未満の場合、投票結果は勧告となる。“アクティブな”の具体的定義は不明だが、登録ユーザー数を9億人と仮定すると、投票結果に拘束力を持たせるには約2億7000万人が投票する必要があることになる。
投票開始から約16時間後の本稿執筆現在の投票数は約9000票で、改定案不支持が支持より約2000票多い。
投票結果は締め切りの翌日に発表される。
同社が規約改定に関するユーザー投票を実施するのはこれが2回目だ(最初の投票は2009年の利用規約改定の際に実施されたが、投票率は30%に満たなかった)。
関連記事
- Facebook、データポリシー改定と事前ライブ説明会を発表
- Facebook、プライバシー問題で改善を表明 欧州当局の勧告受け
- Facebook、プライバシーポリシーを改定へ――より平易で分かりやすい表現に
- Facebook、プライバシー問題でFTCと和解
- FacebookのザッカーバーグCEO、プライバシー機能の改訂を明言
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.