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Facebook、プライバシーポリシーを改定へ――より平易で分かりやすい表現に
Facebookが、“米合衆国憲法より長い”と不評のプライバシーポリシーを、文章を平易にし、画像や動画も盛り込むなどして分かりやすいものにすると発表した。
米Facebookは2月25日(現地時間)、同社のプライバシーポリシーの記述を、現在より平易で一般ユーザーにも分かりやすいものに改定すると発表した。同社は向こう数カ月のうちに、さまざまな新サービスの立ち上げを計画しており、それに先立ってユーザーに自分のデータがどう扱われるかを理解してもらうのが目的という。法律用語などを極力排して平易にするが、本質的な内容は変えない。
同社のプライバシーポリシーは5830ワードに上り、「米合衆国憲法より長い」などと批評されている。また、新しいサービスを開始する際、サードパーティーによるユーザーデータの利用方法などが分かりにくく、ユーザーから苦情が寄せられることも多い。例えば1月に発表したサードパーティーのアプリがユーザーの住所と携帯電話番号を入手できる機能は、ユーザーからの苦情を受けて一時停止している。
改定に当たっては、文章を平易にするほか、関連するポリシーが分散していると指摘されたトピックを1カ所にまとめたり、画像や動画を盛り込んだり、表示をレイヤー構造にするなどの工夫を施している。
改訂作業はまだ始まったばかりだが、ユーザーのフィードバックを受けるため、改訂プロセスを公開するとし、ドラフトも公開した。
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