Instagramがバージョン3.0に 「フォトマップ」など閲覧機能を強化
写真共有サービスInstagramのiOSおよびAndroid版アプリがアップデートされ、ジオタグを付けた写真を地図上に表示できる「フォトマップ」機能やタップせずにスクロールできる機能などが追加された。
米Instagramは8月16日(現地時間)、写真共有サービス「Instagram」のiOSおよびAndroidアプリをバージョン3.0にアップデートしたと発表した。それぞれApp StoreとGoogle Playからダウンロードできる。
今回のアップデートでは主にブラウジング(閲覧)機能の強化に重点を置いたという。
「フォトマップ」で写真を地図上で閲覧
ジオタグを付けた写真を「フォトマップ」で表示できるようになった。この機能はプライバシー保護のために初期設定ではオフになっている。プロフィールページに新しく追加された「フォトマップ」を初めてタップしたときに、この機能を有効にするかどうかを尋ねられ、有効にすることを選ぶと過去の写真をフォトマップに追加する操作が始まる。
新規に写真を共有する際に、その写真をフォトマップに追加するかどうかを選択できる。「フォトマップに追加」を「ON」にすると、端末の位置情報に基づいてフォトマップに追加されるが、オプションで「この場所に名前をつける」で地名を指定することも可能だ。
フォトマップは編集することもできる。また、他のユーザーのフォトマップを閲覧することも可能だ(そのユーザーがフォトマップ機能を有効にしている場合)。Instagramの写真は時系列に表示されるので、古い写真は埋もれてしまいがちだが、フォトマップでは古くても他のユーザーが興味のある場所の写真であれば長く見てもらえるだろう。
新しいプロフィールページとアップロードページ
プロフィールページに「フォトを検索」タブが追加され、グリッド表示の写真が大きくなり、フォトマップへのリンクが追加された。
アップロードページでは、フォトマップ機能の追加の他、キャプションの入力枠が大きくなり、長いキャプションがつけやすくなった。
「もっと見る」で簡単スクロール
フィード写真の閲覧で、従来は「もっと見る」をタップしないと次に進めなかったが、スワイプだけでスクロールできるようになった。
この他、新しい端末の性能に合わせて高速化させ、スパム報告を簡易化した。個別の写真の表示画面の右下にある「●●●」をタップすると「フォトオプション」として「ツイート」とともに「不適切な内容の報告」を選択できる。
なお、米Facebookが4月にInstagramを買収すると発表しているが、まだ完了していない。
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