HTC、ハイエンドAndroid「new HTC One」発表
HTCが、アルミ一体型ボディの薄型4.7インチAndroid端末「new HTC One」を発表した。QualcommのクアッドコアSnapdragon 600を搭載するハイエンドスマートフォンだ。
台湾HTCは2月19日(現地時間)、Android 4.1.2(コードネーム:Jelly Bean)搭載の新フラッグシップスマートフォン「new HTC One」を発表した。3月に、世界80地域以上の185以上のキャリアで発売するとしているが、発表されたリストに日本は含まれていない。
製品ページの表記は「HTC One」だが、発表文では「the new HTC One」と紹介されている。HTCはこれまで「Nexus One」(初代Googleブランド端末)、「HTC One X」「HTC One S」などの製品を販売しており、まぎらわしいことから最近のApple製品のようなネーミングになったのかもしれない。
アルミ一体型の筐体が特徴のHTC Oneは、かなりハイスペックな仕様になっている。ディスプレイは4.7インチ(1080×1920ピクセル)の「S-LCD 3」、プロセッサはQualcomm Snapdragon 600(クアッドコア、1700 MHz)、グラフィックプロセッサはAdreno 320。メモリは2Gバイトでストレージは32Gバイトと64Gバイトの2モデルがある。microSDなどの外部ストレージスロットは備えない。
メインカメラは400万画素だが、「HTC UltraPixel Camera」という名称で、従来のスマートフォンのカメラより300%明るいという。フロントカメラは210万画素。ネットワークはHSPA/WCDMA、GSM/GPRS/EDGE、Wi-Fiをサポートし、GPS、Bluetooth、NFCにも対応する。バッテリーは2300mAh。サイズは137.4×68.2×9.3ミリと厚さは1センチを切っており、重さは143グラム。
ハードウェアのスペックだけでなく、HTC独自のユーザーインタフェース「HTC Sense」にも多数の新機能が追加された。「HTC BlinkFeed」では、ホームスクリーンにユーザーのメールやFacebookやTwitterの新着情報などが統合されて表示される。HTCが力を入れている音楽機能では、「HTC BoomSound」という新機能で端末を横画面にするとフロントの2つのスピーカーでステレオサウンドを再生する。
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