日立、処理性能を高めた「BladeSymphony」「HA8000」新モデルを発売
日立製作所が「BladeSymphony」「HA8000」の新モデルを発表。最新チップの搭載で処理性能を従来比1.3倍に高めたという。
日立製作所は9月19日、統合サービスプラットフォームとして製品化しているブレードサーバ「BladeSymphony」およびPCサーバ「HA8000」シリーズの新モデルを発表した。ビッグデータ処理やクラウド基盤の用途を想定し、処理性能やストレージ容量を強化したという。9月30日に出荷を開始する。
新製品は「BS520H サーバブレード」「HA8000/RS210-h」「HA8000/RS220-h」の3機種。いずれもCPUに最新のXeon E5-2600 v2シリーズを搭載し、従来モデル(Xeon E5-2600搭載モデル)と比べて処理性能を約1.3倍に強化したという。メモリは最大768Gバイト搭載でき、ストレージ容量も従来モデルと比べて約1.3倍に増強している。
HA8000/RS210-hとHA8000/RS220-hは、Fusion-io製のPCI接続型フラッシュドライブボード「Fusion-io PCIe Flash ドライブボード」の搭載にオプション対応。HDDやSSDと比べてI/O処理時間を大幅に短縮でき、キャッシュとして利用すればデータベースを高速化できるという。またBS520Hも、PCI接続型フラッシュドライブボードを最大6台まで接続できるようにした。
両シリーズともにサーバ管理ソフトウェア「Hitachi Compute Systems Manager」を標準添付して出荷する。価格はBS520Hが48万8250円から、HA8000/RS210-hが56万9100円から、HA8000/RS220-hが59万4300円から(全て税込み)。
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