Office 365で電子署名が可能に DocuSignとの提携で
Office 365向けDocuSignアプリをインストールすると、OutlookやWordで法的に有効な電子署名を追加して転送したり、署名付き文書をOneDriveに保存できるようになる。
米Microsoftは2月17日(現地時間)、米電子署名大手のDocuSignとの長期的な提携により、「Office 365」に電子署名機能を統合すると発表した。3月初旬にOfficeストアでOffice 365向けDocuSignアプリの提供を開始する。
DocuSignは、オンラインでの電子署名、転送が可能なプラットフォーム。日本を含む多数の地域で法的な契約に利用できる。従来の契約書のように郵送やPDFで送信したものをプリントアウトして署名したり、スキャニングして送信するといった手間を省くことができ、紙の文書の保存コスト削減にもつながる。
DocuSignは自分の署名を登録しさえすればオンライン上で利用できるが、Office 365に統合することにより、Officeの環境内で利用できるのがメリットといえる。
企業のOffice 365およびSharePoint管理者は、ユーザーにDocuSignアプリを配布できる。ユーザーは、Outlook、Word、SharePoint Online、SharePoint Server 2013のドキュメントをプリントアウトせずに署名・転送できるようになる。ドキュメントはMicrosoftのOneDrive(旧SkyDrive) for Businessに保存される。
また、DocuSignはID管理機能「Windows Azure Active Directory」に採用されており、Office 365でのシングルサインオンを可能にする。
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