Samsung、曲面ディスプレイの活動量計リストバンド「Gear Fit」を発表:Mobile World Congress 2014
「Giear Fit」は横長曲面ディスプレイが特徴の非Androidスマートウォッチ。フィットネス機能にフォーカスしており、27グラムと軽量だ。
韓国Samsung Electronicsは2月24日(現地時間)、新フラッグシップ端末「GALAXY S5」の発表と同時に、GALAXY端末と同期して使えるリストバンド型の活動量計「Gear Fit」を発表した。GALAXY S5と同じく4月に世界で発売する。価格はまだ発表されていない。
腕のカーブに沿うような横長のカーブしたディスプレイが特徴。前日に発表した「Gear 2」および「Gear 2 Neo」と異なり、メディアプレーヤーやカメラ、通話といった機能は排除し、フィットネスにフォーカスしている。
Gear 2のOSはTizenだが、Gear FitのOSはカメラなどで採用しているRTOS。いずれもAndroidではない。
20種類以上のGALAXY端末とBluetoothで接続でき、メールやメッセージのプッシュ通知の表示やGear Fitのセンサーで取得したヘルスケアデータをGALAXY端末で分析することなどができる。GALAXY S5と同様、IP67の防水防塵仕様だ。
フィットネス機能としては背面の心拍センサーやジャイロセンサー、加速度計で心拍数や歩数、睡眠状態などの生体情報を収集し、リアルタイムで表示する。心拍数などに基づいてランニングやエクササイズのスピードをアドバイスする“コーチング”システムも搭載する。
Gear 2と異なりストレージは搭載せず、27グラムと軽量だ。バッテリーは210mAhで、通常の使用で2〜3日持続するという。サイズは23.4×57.4×11.95ミリ(リストバンド部分を除く)。ディスプレイは1.84インチ(432×128)の曲面Super AMOLED。リストバンド部分の色は黒、グレー、オレンジの3色で、着せ替え可能だ。モスキーノなどのデザインベルトも発売する計画という。
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