Samsung、AndroidではなくTizen搭載のスマートウォッチ「Gear 2」発表
Samsungが昨年9月に発表した「GALAXY Gear」の後継スマートウォッチ「Gear 2」と「Gear 2Neo」を発表した。OSはAndroidではなくTizenで、バッテリー持続時間やカメラ位置などが改善され、単独でのメディアプレーヤー機能などを搭載する。
韓国Samsung Electronicsは2月23日(現地時間)、スペインのバルセロナで24日から開催のMobile World Congress(MWC)に先立ち、新スマートウォッチ「Gear 2」および「Gear 2 Neo」を発表した。Neoはカメラなどを省いた廉価版。4月に世界で発売する計画だが、価格はまだ発表されていない。
昨年9月にベルリンで発表した「GALAXY Gear」の後継モデルに当たるが、名称から「GALAXY」が抜けていることから分かるように、搭載OSはAndroidではなく、Tizen OSベースになった。
先代より薄く、軽くなった他、さまざまな改良が加えられている。例えばバッテリー持続時間は1回の充電で2〜3日という。
カメラ(Neoには搭載されない)はベルトではなくディスプレイの上部に設置され、マイクも本体に組み込まれた。
スタンドアロンでできることが増え、メディアプレーヤーとしてBluetoothヘッドフォンを接続して音楽を再生したり、フィットネス(心拍数、歩数、エクササイズ)端末としても利用できる。
また、「WatchON Remote」というアプリがプリインストールされており、IR LEDでテレビやSTBを操作するリモコンとしても使える。
専用アプリをダウンロードして追加することが可能で、計算機やChatONアプリ、音声メモアプリなどが用意されている。
先代同様に“多様な”Samsung端末と連係できるという。具体的なモデル名は挙げていないが、24日に発表するとみられている「GALAXY S5」とも連係するだろう。
ベルトは付け替え可能。Gear 2用にはチャコールブラック、ゴールドブラウン、ワイルドオレンジの3色、Gear 2 Neoにも3色用意されているが、ゴールドブラウンの代わりにモカグレイになっている。
機種名 | Gear 2 | Gear 2Neo |
---|---|---|
OS | Tizenベースのウェアラブルプラットフォーム | 同左 |
ディスプレイ | 1.63インチ Super AMOLED(320×320) | 同左 |
CPU | 1.0GHzデュアルコア | 同左 |
RAM | 512Mバイト | 同左 |
ストレージ | 4Gバイト | 同左 |
外部メモリ | 無し | 同左 |
カメラ | 200万画素 オートフォーカス | 無し |
サイズ | 36.9×58.4×10.0ミリ | 37.9×58.8×10.0ミリ |
重さ | 68グラム | 55グラム |
バッテリー容量 | 300mAh | 同左 |
接続 | Bluetooth 4.0、IR LED | 同左 |
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