Microsoft、「Surface mini」は発表せず(開発は継続中)
Microsoftが“small gathering”と称して開催したプレスイベントでは、大型でノートPC代わりになる「Surface Pro 3」だけが発表された。Bloombergによると、小型版も開発中だがナデラCEOが今回の発表を見送ったという。
米Microsoftは5月20日(現地時間)、ニューヨークでプレス向けイベントを開催し、12インチの大型タブレット「Surface Pro 3」を発表した。
このイベントで発表されるとうわさされていた7.5インチディスプレイの「Surface mini」は登場しなかった。
米Bloombergによると、Microsoftは小型版Surfaceを開発はしているが遅れており、サティア・ナデラCEOとスティーブン・エロップ上級副社長が今回の発表を断念したという。
両氏は、開発中の小型モデルが競合と十分差別化できておらず、ヒット製品にならないと判断したという。
イベントでSurface Pro 3のデモを行ったSurface担当副社長のパノス・パナイ氏はイベント後のインタビューで、小型版の開発も続けていると語ったが、詳細の説明は拒否した。
Surface miniは、ディスプレイは7.5インチ(1440×1080)でQualcommのARMベースのプロセッサを搭載し、OSはWindows RTになるとうわさされている。
パナイ氏はSurface Pro 3のデモで「iPadを持っているユーザーの96%はノートPCも持っている」と説明し、小型タブレットはノートPCの代わりにはならないので、12インチでキーボード(別売)のついた「ノートPCと完全に互換の」タブレットを開発したと語った。
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