ニュース
Microsoft、「Lync」→「Skype for Business」を開始 5月末までに完了の見込み
Microsoftの企業向けコラボレーションツールが「Lync」から「Skype for Business」に移行する。「Office 2013」(企業向け)は4月の月例アップデートで、「Office 365」の「Lync Online」は5月末までに段階的に移行する。
米Microsoftは4月14日(現地時間)、3月に予告した企業向けコミュニケーションツール「Lync」の「Skype for Business」への移行を開始したと発表した。
企業向け「Office 2013」では4月の月例アップデートの一環として実施され、「Office 365」の「Lync Online」からの移行は数週間かけて全ユーザーに“ローリングアウト”していき、5月末までに移行を完了する見込みという。
既に日本語のSkype for Businessのサイトが開設されている。
Microsoftの企業向けコラボレーションツールはこの移行により、名称やアイコンが変わるだけでなく、ユーザーインタフェース(UI)が一般向けのSkypeと似たものになり、例えば通話モニター(他のアプリを使っていてもアクティブな通話を表示しておく機能)などが使えるようになる。UIは変わるが、Lyncの従来の機能もそのまま使える。
現行のLync Serverを使っているSA保有のユーザーにはSkype for Businessを展開する権利があり、Lync Onlineを利用しているOffice 365ユーザーには自動更新が提供される。
ライセンス関連を含むよくある質問と答えはこちらにまとまっている。
関連記事
- Microsoft、「Office 2016」と「Skype for Business」のプレビュー公開
Microsoftが、年内公開予定のデスクトップ版Office「Office 2016」の“IT Proと開発者向け”プレビューと、4月に正式版になる「Skype for Business」(現行の「Microsoft Lync」)のテクニカルプレビューをそれぞれ公開した。 - Microsoft、「Lync」を「Skype for Business」に改称へ 機能も統合
個人と組織へのプロダクティビティ(生産性)の提供をコアと掲げるMicrosoftが、2015年上半期に企業向けUCツール「Lync」にSkypeの機能を統合し、「Skype for Business」と名称変更する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.