Appleの“宇宙船”新キャンパスの正式名称は「Apple Park」に 4月にお引っ越し
Appleが、クパチーノに建設中の宇宙船のようなデザインの新キャンパスへの移転を4月に開始すると発表した。正式名称は「Apple Park」で、キャンパス内の1000人収容の大ホールは「Steve Jobs Theater」と名付けられた。
米Appleは2月22日(現地時間)、2011年に故スティーブ・ジョブズ氏が発表した宇宙船のような外観の新本社キャンパスを4月に開設すると発表した。
現在のキャンパスからほど近い175エーカー(約21万坪)の新キャンパスは「Apple Park」と名付けられ、約1万2000人の従業員が半年をかけて移転する。
キャンパス内には1000席の大ホールがあり、このホールは2月24日に62歳になるはずだったジョブズ氏をしのんで「Steve Jobs Theater」と呼ばれる。
ティム・クックCEOは発表文で「スティーブはApple Parkを次世代のイノベーションのホームにしようとしていた」と語った。
この新キャンパスのための2011年6月の公聴会でのプレゼンテーションが、ジョブズ氏が公の場に立った最後だった。計画はいったん承認されたが、周辺の交通量への影響などへの懸念から計画の見直しを求められ、2013年10月にようやく再承認された。
新キャンパスは80%以上が緑地で、電力供給を再生可能エネルギーで100%まかなう。1年の75%を自然の空調のみですごせる窓の構造、世界最大級の太陽光発電装置などでの省エネルギーの工夫が施されている。Apple Storeとカフェには一般人も入れる。
なお、今年のWWDCはサンノゼで開催されることになっており、Apple ParkのSteve Jobs Theaterの一般公開はまだ先になりそうだ。
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