Facebookアプリに近くの無料Wi-Fiを探す機能
Facebookアプリで位置情報をオンにして「Wi-Fiを検索」をオンにすると、近所で無料Wi-Fiを提供しているビジネスが地図/一覧で表示される。ビジネス側がFacebookに登録している必要がある。
米Facebookは6月30日(現地時間)、iOSおよびAndroid版Facebookアプリにユーザーの現在位置の近くにある無料Wi-Fiスポットを表示する機能を追加したと発表した。同日から日本を含む世界のユーザー向けにローリングアウトしした。
昨年11月に一部のiOSユーザー向けにテスト提供したところ、モバイルデータ通信が乏しい地域で特に役に立つことが分かったため、提供地域を拡大することにしたとしている。
この機能が使えるようになると、Facebookアプリの「その他」(≡)タブに「Wi-Fiを検索」という項目が表示されるので、これをタップして表示される画面で「Wi-Fiを検索機能をオンにする」をタップする。利用するにはFacebookアプリが自分の位置情報を収集することを「常に許可」する設定にしておく必要がある(「このAppの使用中のみ許可」では使えない)。
また、「位置情報履歴」もオンになり、自分のかなり正確な移動履歴がFacebookのデータセンターに保存され、広告表示などに利用されるようになる(位置情報履歴は「アクティビティログ」で削除できる)。
設定をオンにすると、近くのWi-Fiスポットが地図/一覧として表示される。表示されるのは、スポット側がこのサービスに登録しているもののみだ。
筆者の場合、無料Wi-Fiがあるはずの近所のスターバックスやタリーズは表示されなかったので、これらのビジネスは(少なくとも本稿執筆現在)登録していないとみられる。
これはFacebookにとっては“世界のつながりをより密に”というミッションを実現するための取り組みの一環。ビジネスにとってはプレゼンスを上げる手段になり、ユーザーにとっても便利な機能だろう。
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