卒業はまだ当分お預け?――娘たちだけの発売記念イベント「清華女子中学校 七夕祭り」(3/3 ページ)

» 2005年07月05日 16時06分 公開
[遠藤学,ITmedia]
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フルネームは恥ずかしすぎます

 続いてイベントは、ゲーム中にある「清華祭」、その劇中劇についての話題に。劇中劇は、それぞれのヒロインごとに別々のものが用意されている。吉原さん演じる新井勝美は「ピーターパン」が題材として選ばれていたのだが、吉原さんは「ピーターパンというよりも、勝美ちゃんの声でおじいさんの役をやってくれと言われたのが一番苦労した」とのことだった。

 他にも、鹿野さん演じる加藤結夏は「オズの魔法使い」、植田さん演じる高城レイは「ロミオとジュリエット」、鎌田さん演じる中本梓は「かぐや姫」といったように、それぞれのキャラクターのイメージにぴったりくるものが題材として選ばれているそうなので、まだ清華祭までたどり着いていないという人は楽しみにプレイを進めてもらえればと思う。

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 なお、もちろん各キャラクターの劇中劇を紹介しただけでは終わらせないのが、「卒業」イベントの醍醐味。今回はこの日のために特別に用意された出し物としてリメイク版「聖羅V(ヴィクトリー)」を生披露。

 「聖羅V」は「卒業」のOVAとして制作されたものだが、ロボットが登場するなど、また一味違った「卒業」を感じることができるアイテム。つまり、本作の母親たちが当時演じていたものを娘たちが引き継いだ、というわけだ。

 そしてイベントは、最後のプログラム「禁断の重婚エンディング、抽選生体験」へと移行する。重婚エンディングとはその名の通り、複数のヒロインとエンディングを迎えられるというものだが、イベントでは、来場者からランダムで人を選び、ゲームにはない特別バージョン、しかも本名プレイでエンディングを体験してもらおう、という佐々木氏も曰く「晒し者になってくれ」と言わんばかりの内容。

 とは言え、それだけの勇気と情熱を持って挑戦してくれる人には「『卒業NextGraduation』母親役、娘役10人のサイン色紙」と「本作の巨大ポスター」という大変貴重なプレゼントも用意され、特に断る人もおらず特別バージョンエンディング生体験はスムーズに進行した。

photo 厳重な取り扱いのもと、宝箱から取り出されたのは「『卒業NextGraduation』母親役、娘役10人のサイン色紙」だった

 ちなみに特別バージョンエンディングは2つ用意されていたのだが、どちらも苗字や名前だけでなく、フルネームで呼んでくれるというおまけ付き。しかも最後には誰が一番好きか? を抽選で選ばれた人に回答を求めるという一幕もあった。

 2人ともかなり恥ずかしそうにしながらも「みんな大好きだー!」と重婚エンディングらしい返答を行っていた。恥ずかしさも確かにあったと思うが、ゲームに絡めて、生でフルネームを呼んでもらえる機会などないだけに、相当な嬉しさもあったように思う。

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 すべてのプログラムも無事に終わり、最後は出演者から来場者へのひと言が贈られた。「あっという間でしたね。皆さんと接する機会というのは非常に貴重なので、嬉しかったです。近いうちにまた会えると嬉しいと思っています(吉原さん)」

 「久しぶりな再会となりましたが、イベントは祝日ごとにやればいいんじゃないんですかね? 次は海の日ですか……じゃあ、みんな(来場者は)水着でということで。今日はありがとうございました(鹿野さん)」

 「今日はきみちゃん(こやまきみこさん)がいませんでしたけど、これからも5人で、卒業せずに末永くやっていけたらいいなと思っています。海の日は早すぎますけど、また七夕祭りならぬ、秋祭りでも冬祭りでもできればいいなと。これからも『卒業』を応援してください、よろしくお願いします(植田さん)」

 「今日は頑張って浴衣を着たんですけど、いかがだったでしょうか? こういう楽しいイベントは何回もやっていきたいとしみじみ思いました。皆さん来ていただいてありがとうございました」(鎌田さん)

 「皆さ〜ん、楽しかったですか?…(数秒間をおき)…うんうん、それは良かったです。私も今日はとても楽しかったです、なんて。でもコメントで参加できてとても嬉しかったです。次は絶対に参加したいと思います。その時は皆さんぜひ遊びにきて、みんなで盛り上がりましょうね。今日は本当にありがとうございました。また会いましょう!」(こやまさん)

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 こやまさんは残念ながらコメントのみでの参加となったものの、初の娘役だけのイベントとして、十分な盛り上がりを見せた「清華女子中学校 七夕祭り」。卒業試験は全員が不合格で、当分の間は卒業はできないはずなので、今後の「卒業Next Graduation」、そして娘役5人の声優に注目していてもらえればと思う。

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