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2005/07/07 15:35 更新


自由な冒険! 自分だけの物語! 50回遊べる、あの名作がついに帰ってきた!! (1/3)

1999年にプレイステーション用ソフトとして発売された「ジルオール」。それほど派手な登場ではなかったものの、魅力的なキャラクターや世界、なにより、その自由度の高さが話題となってジワジワとファンの数を増やし、長く深く楽しまれたファンタジーRPGだ。そして、今回発売となった「ジルオール インフィニット」は、それをプレイステーション 2用にリメイクした作品。より多くの人に、面白さを味わってもらいたい1本だ。

「RPG」の正統なる後継者!?

 「ジルオール インフィニット(以下、ZOI)」は、「フリーシナリオRPG」と銘打った本格ファンタジーRPGだ。冒険の舞台となるのは、「バイアシオン」と呼ばれる世界。伝説、魔法、冒険者、英雄、ドラゴン、魔王といった言葉があたりまえのように交わされる、近年では珍しいくらいの、純然たるハイファンタジー・ワールド。ハイファンタジーと聞いてもピンと来ない人は、映画「ロード・オブ・ザ・リング」を思い浮かべるといいだろう。

 そもそも「ロード・オブ・ザ・リング」の原作小説である「指輪物語」は、RPGの誕生に深く関わっている。ここでは詳しく述べないが、「指輪物語」がテーブルゲームとしての元祖RPGに影響を与え、それを元に「ウィザードリィ」などのコンピュータRPGができ、それが今日のさまざまなRPGへと発展してきたのだ。そういう意味では、この「ZOI」は、RPGの正統な魂を受け継いだ作品と言えるだろう。

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キャラクターデザインやイメージイラストを担当しているのは、硬派なファンタジー世界を描かせれば、日本では右に出る者はいないといっても過言ではない末弥純氏。その魅力は、3Dモデリングにも忠実に表現されている


魂が求めるままに、主人公を作り出せ!

 「RPGの正統なる後継者!?」というのは、なにも世界観だけを見て言っているのではない。むしろシステムにこそ、それは当てはまると言っていいかもしれない。つまり、「自由度の高さ」である。

 本来、ロールプレイングゲームとは、読んで字の如く、“役割を演じて遊ぶ”ゲームだ。プレーヤーは、分身となるキャラクターを自由に作り、それを世界の中で思うように動かして楽しむ。「このキャラクターはこんな外見で、こんな性格で……」と想像し、「このキャラクターだったらこの場面ではこうするはずだ」と、やはり想像して行動させるわけだ。コンピュータゲームでは、なかなかに再現するのが難しい面白さではあるのだが、この「ZOI」では、その辺がかなり“イイ感じ”なのである。

 それは、まずキャラクター作りから始まっている。主人公には決まった名前や与えられた性格はなく、名前や性別などをプレーヤーが決められるようになっている。スタート時に「神の手に魂を委ねる」を選び、完全にコンピュータ任せにもできるが、やはり、「自らの手で魂を示す」を選び、自分で作ったほうが、断然、愛着が増す。ここで名前、性別、生年月日、魂の色(髪の色)、「3つの質問」を選択することで、主人公の外見や能力が決まるのだ。

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二択の質問が3回現れる「3つの質問」。質問の内容はランダムで、選択の結果によって、各種パラメータや精霊力といった能力値が変化する。ゲーム内での有利不利には大きく影響しないので、心のままに選んでいこう


 主人公を完成させたら、次に「扉の向こうの風景」を選ぶ。これは、主人公が冒険者となって旅立つまでのいきさつを表すスタートイベントの選択だ。

 「王城のある大都市」「穏やかな田舎町」「地図にもない村」「黄金色に輝く畑」「旅先の小さな町」の5種類があるが、主人公の性別によって選べないものもあるので、男女どちらも実際は三択となる。

 そして、どれを選ぶかによって、ゲーム序盤の物語はまったく違うものとなる。故郷が魔人によって滅ぼされてしまったり、貴族の権力闘争に巻き込まれるといったシリアスな展開のものから、自分を勇者だと思いこんでいる変人冒険者を追いかけるコメディタッチなもの、はたまた、いきなり伯爵に任命されて貴族の仲間入りをしてしまうという意外なものまで、どれも冒険の序章を飾るにふさわしいものとなっている。

 また、ゲーム序盤で行動を共にする仲間も、このスタートイベントによって変わってくる。他のスタートではゲーム中盤以降にならないと仲間にならないキャラクターが、開始直後から相棒だったりすることもあるので、そういう点でも、物語の印象はかなり変わってくるはずだ。

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男主人公が選択できる旅立ちの地のひとつ「穏やかな田舎町」。ここに登場するガルドランは、かなり強烈なギャグキャラクターなので、シリアスにいきたい人は要注意


広大な世界を自由に旅し、自分だけの物語を作る

 スタートイベントがどんなタイプでも、一度冒険の旅に出てしまえば、そこからあとは共通した展開となる。すなわち、「自由な冒険」である。行き先などが強制されることはなく、そして、ごく一部の例外を除き、マップ上に示されている都市や町などへはどこへでも行くことができる。一番手近な場所に入ってもいいし、遙か彼方の辺境まで長旅をしてもいいのだ。

 そして、冒険者としてデビューしたからには、途方に暮れているヒマはない。冒険あるのみ。ゲームに登場するキャラクターの言を借りれば、「人生は酒。酒よりも冒険」なのである。

 基本的には、各都市などにある「冒険者ギルド」へ行って依頼を受けるのが、冒険者の日課だ。依頼には、難易度や報酬、達成までの期日などが決められているので、提示された複数の依頼内容を見比べて、好きなものを受けることができる。

 序盤から高難度のものを選ぶこともできるし、同時に複数の依頼をかけ持ちすることだってできる。受けたあとで難しいと思えば、解約することも可能だ。気に入った依頼がなければ、河岸を変えて他の街へ行ってもいい。とにかく、すべてプレーヤー次第なのだ。

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マップ上を移動したり、宿屋に泊まったりすると、その分、日数が経過する。そうした時間経過は、依頼の達成や、イベントの発生などに関係してくる


 ちなみに、序盤でポイントになるのが、「配達」や「護衛」の依頼。物や人を別の場所まで送り届ける仕事だ。本作は、フィールド上で敵と接触することで戦闘が発生するようになっているので、うまく敵をよけて移動していけば、戦闘せずに依頼を達成することができる。

 場合によっては、難度の高い依頼も比較的楽に達成できるので、当面の活動資金や、後述する「ソウルポイント」を手っ取り早く稼ぐのに便利なのだ。「今はしがない配達人でも、いつかは英雄に……」なんて思いながら、下積み時代を乗り切ろう。

 もちろん、依頼をこなすだけが冒険ではない。依頼に関係なく世界各地の森林、洞窟、遺跡などを巡り、敵を倒してレベルを上げたり、貴重なアイテムを求めて宝箱を探したりするのもいいし、ある程度腕に自信がついたら、闘技場の勝ち抜き戦に出場して「剣聖」の称号を目指してもいいだろう。冒険はいくらでも転がっているのだ。

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ギルドで受けられる依頼には、「配達」「護衛」の他に、危険な場所から依頼人の求める物品を取ってくる「調達」や、特定のモンスターを倒す「討伐」などがある


旅の仲間たちと、冒険の行き着く先

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