レビュー
2005/11/17 15:00 更新

「赤ちゃんはどこからくるの?」レビュー:
「ラヴィ!」ふたたヴィ (1/5)

ニンテンドーDS本体と同時発売のタイトル群のなかでも極めて異色作であった「きみのためなら死ねる」。その正当なる続編である「赤ちゃんはどこからくるの?」が、前作から1年を待たずして発売された。ニンテンドーDSの機能をフルに活かして描かれた熱く激しい愛の物語が、よりパワーアップして帰ってきたのだ。ラヴィ!
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前作は「きみのためなら死ねる」

 昨年12月2日にニンテンドーDS(以下、NDS)と同時発売されたセガの「きみのためなら死ねる」(以下、きみしね)。タイトル発表時はその「きみのためなら死ねる」というタイトルのインパクトが先行して話題になったものだ。そしてふたを開けてみれば、一言で言えば「NDSの機能を活かしたミニゲーム集」といえるものだった。

 しかしただのミニゲーム集という言葉では語り切れない不思議な魅力が「きみしね」にはあった。ひとりの男のバカバカしくも壮絶な愛を描いたストーリー。ポップで極彩色なグラフィックと、登場人物の顔を黒塗りにしてしまった斬新さ。「ラヴィ!」という掛け声も軽やかに、あの耳に残って離れないサウンドなど、それらがツボにはまった人にとってはかなりの良ゲーだったのではないかと思う。

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 かくいう筆者も発売当時にさっそくプレイしてハマってしまったひとりだ。もちろん前述した独特の世界観も魅力ではあったが、何よりもNDSのタッチペンによる操作、マイク機能などを存分に味わうことができた、というのが好印象だった。発売直後にそのあたりを堪能できたのは「きみしね」と「さわるメイドインワリオ」あたりだったように思う。くしくも同じ「ミニゲーム集」という側面を持ちながら、全くアプローチの違う2タイトルだったのも印象的。「きみしね」のやればやるほどマゾヒスティックにあがっていく難易度にセガらしさ、ソニックチームらしさを感じたものだ。そんな「きみしね」の続編が満を持して10月20日に発売された。その名も「赤ちゃんはどこからくるの?」である。

何はともあれタイトルがすごい

 前作「きみしね」もその大胆なタイトルが話題を呼んだわけだが、今作はどうだ。「赤ちゃんはどこからくるの?」(以下、あかどこ)である。親が子供にこの質問をされた場合、回答に困る方も何割かいらっしゃるだろう。というよりも世の親たちは何と答えているのだろうか。自分が小さかったとき、赤ちゃんはどこからくるものだと思っていたのだろうか。タイトルを見るだけで色々と気になってしまう筆者である。このタイトルのインパクトは「きみしね」以上だ。

 そしてプレイしてみるとわかるのだが、作品中のメインソングがこれまたタイトルを連呼したもの。「♪ あかちゃんはー どこからくるのー あかちゃんはー どこからくるのー(メロディが知りたい方は公式サイトにアクセス)」という素敵な歌が延々繰り返される。これがどうにもこうにも耳にこびりつくのだ。集中してプレイしたあとは、電車のなかとか街のなかでも脳内で「♪ あかちゃんはー 」というフレーズが鳴り止まなかったりする。

 そのほかにも「♪ ブンタブーンタ ブンタブーンタ」「ヘイラバー!」そして今シリーズの代名詞とも言うべき「ラヴィ!」など、とにかく素敵なサウンドやSEの数々が襲い掛かってくる。これはぜひプレイしてみて体験してほしい。やればやるほどこれらのサウンドが脳にこびりつくはずだ。

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[仗桐安,ITmedia]

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