痛快。爽快。大爆笑。Wiiザッパー握って浮き世の憂さを吹き飛ばせ:「ゴースト・スカッド」レビュー(1/2 ページ)
国連が秘かに設置した特殊部隊と凶悪なテロリスト軍団の戦い……なんて小難しいは設定は忘れてしまえ。ここにあるのは、どこまでもアメリカンで、素敵にファンキーで、とてつもなくシリーなエンターテイメント。ビールかコークハイでも飲みながら、さあ、Let's Shoot!!
アーケードからやってきた、マッチョでホットなタフガイたち
「ゴースト・スカッド」は、もともとアーケードゲームとしてリリースされたガンシューティングだ。制作はセガAM2研。言わずと知れた「バーチャ・ファイター」の制作チームだが、ガンシューティングの分野においてもエポックメイキング的な作品である「バーチャ・コップ」を手かげている。そうした蓄積があるだけに遊びやすさは抜群。ガンシューティングって、こんなに面白かったんだ、と思うほど、楽しめる作品に仕上がっている。
Wiiへの移植にあたり、アーケード版の再現だけではなく、いくつかの追加仕様が搭載されたが、そのうちでも特筆すべきがWiiザッパーへの対応だろう。実は「ゴースト・スカッド」はWiiザッパー対応第1弾のタイトルなのだ。ガンシューティングである以上、当たり前の対応ともいえるが、その快適さはハンパではない。いやもうスゴイのなんの。こんなにプレイアビリティの高いガンシューティング、そうはないだろう。プレイしている場合はもちろんのこと、見ているだけでも十分楽しい。プレイヤーのノっている様子がそばにいるだけで伝わってくるのである。いかに見事に適応しているかわかるだろう。ここは是非ともWiiザッパーでのプレイを推奨したい。
ところでガンシューティングというと、どうしても銃の類がたくさん出てくるし、ミリタリーっぽい世界観になってくるから、それだけでちょっとひるんでしまう人もいるかもしれない。現に「ゴースト・スカッド」には次のようなバックグラウンドが付いている。
世界中で増加の一途をたどるテロ犯罪。その対策に業を煮やした国連は、各国の警察から選りすぐりの精鋭を集め、強力な治安部隊を編成した。それがゴースト・スカッドである。殺人許可すら与えられた、テロリスト撲滅のための切り札。彼らはつねに隠密活動を心がけ、文字通り、“存在しない部隊”として、世界の平和を影で支えている……。
とまあ、これだけ見れば結構ハードである。ミリタリーやアクションが好きな人ならまだしも、そうでない場合は避けて通られてしまいそうだ。しかし、これはあくまで設定上のこと。実際にはだいぶ違う。何しろ、この精鋭たち、大統領が乗っている飛行機内で銃を乱射することなんぞお構いなしの、とんでもなく楽しいヤツらなのである。対決するテロリストたちもしかりで、脳味噌が筋肉でできているとしか思えない、突き抜けたマッチョガイたち。テロリストでありながら主義主張などオクビにも出さず、やたらと暴れ回ることに徹している。きっといろいろ気に入らないことがあったんだろうなあ、と思わずにおれない、これまた楽しいヤツらなのである。こういう雰囲気は周囲にも伝播するらしく、大統領閣下その人までが救出時に隊員たちとハイタッチして喜びを分かちあうというお茶目な方。いやもう、どこを見ても愉快な人たちばかりだ。
笑って許せ、笑って吹き飛ばせ、のスペシャルモード
こんなことを書くと、今度は硬派のミリタリーファンから、何じゃそりゃ、ふざけるな、という声が聞こえてきそうだが、まあまあ。ゲームにはゲームならではの遊び心がある。もちろん、それを入れなくてはならないということはない。だが、入っていてもいいのだ。ゴースト・スカッドが、一見硬派な設定を持ちながら、それはあくまでバッググラウンドであり、本編までガリガリの硬派ではないのは、これと軌を一にする。こういうおバカっぷりは制作者もわかってやっているのであり、そこにはエンターテイメントを作ろうとするがゆえに、楽しんでもらおう、笑ってもらおうという気持ちが込められている。それをふざけている、で一掃してしまうのは、ちょっと乱暴すぎるのではないだろうか。ゲームは何よりも娯楽であり、息抜きのためにあるのだから。
ただしである。
ゴースト・スカッドのハジケっぷりは生半可なレベルではない。どうせなら徹底的にやろうと言わんばかりに強烈なお遊びが満載なのである。
その象徴が2つのシークレットモードだ。ともにWii移植にともなって追加されたモードで、ゲーム内容自体はアーケード版と変わらない。マップも敵の配置もすべて同じだ。違っているのは外見。それだけなのだが、いやこれがもう、スゴイ。モード名は“忍者”と“パラダイス”。この名前だけでもブッ飛びぶりが垣間見える。本編に先立ってシークレットモードから紹介するのはヘンな気もするが、とにかく笑えるので、ご紹介しよう。
まず忍者モードから。まずはこの写真をご覧いただきたい。このページ冒頭にある2点と同じ状況なのだが、モードが変わると……。
ご覧の通り、プレイヤーキャラクターである主人公は忍者になる。しかもごていねいに武器は手裏剣。敵もそれに合わせて忍者、くノ一、足軽、大名などにコスチュームチェンジする。右はボスキャラの一人なのだが、見事すぎるバカ殿ぶり。拍手喝采、爆笑必至である。
お次はパラダイスモード。同じく、写真を2点お見せすると……。
主人公の武器、イルカに見えるのは水鉄砲である。ボスのほうは何だかタダのヘンタイさんのようだが、胸に妙な日焼けがあるのはワケがある。パラダイスモードでは、すべての敵キャラが水着姿の女性になる。さらにはテロ組織の設定まで変更され、女性構成員しかいない組織になってしまうのである。というわけでボスも女性でなければならないのだが、さすがに本編では猛烈にマッチョなキャラだけに、単純に女性化するのは難しい。第一、無理がありすぎる。というわけで苦肉の策なのか確信犯なのか、男性でありながら女性っぽい振る舞いをする人に変えられたというワケだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「虎に翼」、ヒロインの弟役が初登場 演じた人物のギャップに驚き「同一人物なのか?」「朝ドラにも出るの凄いな」
-
誰にも懐かないボス犬を、1歳娘が散歩へ連れて行くと…… 従えて歩く驚きの光景に「あの狂犬が…」「凄い…凄すぎる」
-
小林麻耶&國光吟、600万円超する“新型外国車”購入に「中古で売る時の値段は考えてません」 高額iPadもゲットで生活フルエンジョイ
-
「声出して笑った」「あかんw」 メロンパンを半分こしようとしたら…… “衝撃のビジュアル”への変貌に5万いいね
-
「誰かわからなかった」 香川照之、“激変”したワイルドな姿に周囲も「髪型それでいいんですか」「なんか自由な感じ」
-
最新のガンプラに10年前のパーツを付けると……? 「覚醒状態」への変身が「激アツすぎる」と話題
-
「くたばれクソメディア」 マイファスHiro、「性加害巡る誤報」伝えかけた週刊誌に中指突き立て “音声暴露”し「覚悟持ってやってこい」
-
小林麻耶、元夫・あきら。と「愛の再婚」を報告 駆け落ち理由は“父と縁を切り、母は洗脳にかかっている”ため
-
「リノベは正直無理」 絶望的なボロボロ築50年超物件を改装→信じられない変貌に「元の家の面影なし」
-
人間の奥歯そっくりの歯が並ぶ“怪魚”に、クルミを与えると…… 予想外の結果に「吹いたw」「コロソマかわいいと思ったの初めて」
- 「これを見つけたら緊急事態」 農家が恐れる“生えると危険な雑草”の繁殖力に「悪いやつだったんですね」「よく食べてました」
- 「虎に翼」、ヒロインの弟役が初登場 演じた人物のギャップに驚き「同一人物なのか?」「朝ドラにも出るの凄いな」
- 【今日の計算】「9−9×9+9」を計算せよ
- スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
- YUKI、大胆なスリット入った近影に驚きの声 「52歳なの意味わからんな」「ここまで変わらないって本当凄い」
- 誰にも懐かないボス犬を、1歳娘が散歩へ連れて行くと…… 従えて歩く驚きの光景に「あの狂犬が…」「凄い…凄すぎる」
- 晩酌中、ふと机の下をのぞいたら…… 背筋が凍える光景に反響続々「皆様は覗かないようにしてくださいね」
- 小林麻耶&國光吟、600万円超する“新型外国車”購入に「中古で売る時の値段は考えてません」 高額iPadもゲットで生活フルエンジョイ
- 真田広之の俳優息子、母・手塚理美と“超大物司会者”に対面 最新ショットに「ご立派な息子さん」「似てる雰囲気」
- 「トップバリュを甘く見てた」 ジョブチューンで審査員大絶賛の“マストバイ商品5選”に反響 「買ってみよ」
- 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評