レビュー
2008年07月10日 00時00分 更新

「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」レビュー:

マリオとクッパがスタジアムで対決! 大勢で盛り上がれる野球系パーティゲーム(?)登場 (1/2)

任天堂の「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」は、おなじみのマリオたちが繰り広げる野球ゲーム。Wiiで野球っていうことは、もちろんあの棒をあれする……。そう。振るのだ。打っても投げても走っても振る振る振る。マリオファミリー総登場という勢いで大勢のキャラが野球に参加! 白球を追いかけてスタジアムを走り回る、にぎやかなタイトルだ。

野球には疎い……。しかしマリオのスポーツは大好きだ

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 世の野球ファンのみなさんは、シーズン到来で盛り上がっていることだろう。かく言う筆者は、プロ野球にはあまり興味がなく、好きな球団もなく、選手の名前もよくわからんという門外漢。そんな筆者ではあるが、今回は「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」をプレイしてみた。

 本作は2005年にニンテンドーゲームキューブで発売された「スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール」の続編。前作同様にバンダイナムコゲームスが開発を担当したスポーツゲームだ。スポーツゲームと言っても“マリオ”の名を冠するからには、ただのスポーツでは終わらない。ゲーム的なギミック満載の“マリオ”オリジナルな野球ゲームなのだ。

 筆者はこの、マリオたちが繰り広げるスポーツゲームシリーズが基本的に大好きだ。ゴルフは実際にやったことがないが「マリオゴルフ」シリーズ、特に「マリオゴルフ64」はすり切れるほど(何がすり切れるかは分からないが)遊んだし、テニスは大の苦手だが「マリオテニス」シリーズの腕前には相当自信がある。ゲームだからこそ、マリオだからこそ体感できる楽しさが詰め込まれたマリオのスポーツシリーズ最新作とあらば、これはやらねばいかんでしょう! ということで、本作のディスクをWii本体に差し込む筆者であった。

せっかくだから、Wiiリモコンを振っておきましょ

 さて。まずは操作方法について触れておこう。本作には、「たてもち」「ヌンチャク」「よこもち」という3つの操作方法がある。Wiiならではの操作感覚を楽しみたいなら、「たてもち」か「ヌンチャク」でプレイしよう。「たてもち」は文字通りWiiリモコンを縦に持ってのプレイ。Wiiリモコンのみでさまざまな操作が可能だが、バッターやピッチャーの立ち位置を変更できない、打球を拾った外野が何塁にボールを投げるかは自動的に決まる、などのように簡略化されている分、できないことも多い。シンプルに楽しみたい人やゲーム初心者向けの操作方法だと言えるだろう。

 それに対して、ヌンチャクをWiiリモコンに装着した状態での「ヌンチャク」は、より複雑で多彩な操作をすることができる。コントロールスティックの右、上、左がそれぞれ一塁、二塁、三塁に対応しており、守備側なら的確に投げたい塁にボールを投げられるし、攻撃側なら1人1人に走塁、帰塁、盗塁をバッチリ指示できる。選手全員の動きを掌握して操りたい、より本格的に野球ゲームを楽しみたい、という人にオススメな操作方法だ。

 「たてもち」および「ヌンチャク」に共通するのは、やはりWiiリモコンによるバッティングやピッチングだ。プレイヤーキャラがバッターの時は、飛んできたボールに合わせてWiiリモコンをスイングすればいい。画面上にはミートカーソルが表示されていて、タイミングによって空振りになったり、「JUST MEET」の表示とともにヒットを飛ばしたりするのだ。ボールが目前に来る前にWiiリモコンを後ろにひきテイクバックしてからスイングすれば、より強力なチャージショットも打てる。チャージショット発動中はミートカーソルがぎゅっと狭まりタイミングがシビアになるが、うまくボールを捉えられればホームランも夢ではない。

画像 バッターボックスでの登場演出がキャラごとに違うのも楽しい
画像 かっとばすことができた時の爽快感はなかなかのものだ

 通常のスイングで打つノーマルショット、後ろにためて打つチャージショットのほかにAボタンとBボタンを押しながら打つスペシャルショットもある。これはいいプレイをすることでたまるスペシャルアイコンを消費することで打てる、各キャラ固有の超強力な打撃だ。マリオならファイアショット、ルイージならたつまきショットという風に、見た目のエフェクトも、打撃の効果も異なる。ここぞというところで使いたい必殺技だ。

画像 時にはバントすることも大事なのですよ

 なお、「たてもち」なら「1」ボタン「2」ボタンのどちらか、「ヌンチャク」ならZボタンで、バントをすることもできる。

 守備側の操作もWiiリモコンを活用する。ピッチャーの投球は、Wiiリモコンを振り上げることでふりかぶり、振り下ろせばボールをリリースするのだ。ふりかぶった状態でパワーが最大の時にリリースするとチャージショット、Aボタンを押しながらリリースすればふわっとしたチェンジアップを投げられる。「ヌンチャク」ならリリース後にコントロールスティックを左右に倒すことで、「たてもち」ならリリース後にWiiリモコンをひねることで、変化球を投げることも可能。そして、AボタンとBボタン同時押しでリリースするとバッターの時と同様に固有のスペシャルボールを投げる。

画像 ドンキーコングはかなりクセのあるボールを投げる。投手によって個性が分かれている
画像 ピーチのスペシャルボール発動中! 強力なボールを放つが、全く打てないというわけではないので、守備側も油断はできない

 これらの操作は、野球選手になりきって思い切り振って楽しむというよりも、そんなに大振りしなくてもしっかり反応してくれるので、手元できゅっと小さく振るもよし。Wiiリモコンが発する振動や効果音もあいまって独特の爽快感がある。「よこもち」によるボタンプレイもオーソドックスでいいが、ぜひ一度はWiiリモコンを振って、手首のスナップをきかせたプレイを楽しんでほしい。

相性次第でプレイが広がる――おじゃまアイテムとなかよしアクション

 本作では、おなじみのマリオファミリーが集結してスタジアムを駆け回る。各チームでキャプテンを務めるのは、マリオ、ルイージ、デイジー、キャサリン、ピーチ、ワルイージ、ヨッシー、ディディーコング、ドンキーコング、クッパ、ワリオ、クッパJr.の12人。その他に、キノピオやノコノコ、ヘイホーやクリッターなど、多彩なメンバーが存在し、豊富なキャラの中から自由にチームを組むことができる。

画像 マリオ対クッパ。因縁の対決だ
画像 今までのシリーズキャラ総登場かという勢いで、さまざまな脇役キャラがメンバーとして活躍する

 各キャラには「投(右か左)」「打(右か左)」「守」「走」という4つのパラメータがあり、それぞれ利き腕や得意なプレイが異なる。前述した攻守のスペシャル技や特殊アクションもそれぞれ個性的で、チーム構成のバリエーションは豊かだ。さらにキャラ同士には相性という要素があり、相性のよい(もしくは悪い)キャラを近くのポジションにしたり、打順を近くすることで、プレイに影響が出るようになっている。

 相性がいいキャラの打順が並んでいる場合は、攻撃中に「おじゃまアイテム」を使用できる。これはバッターが打った球を守備側がキャッチしようとした時に、おじゃまできてしまうアイテム。ポインターで狙いを定めて緑のコウラを投げたり、バナナをまきちらすなど、“マリオ”らしいおじゃまが楽しい。

画像 仲がよいキャラ同士は♪が表示されるので分かりやすい

 また、相性のいいキャラ同士が近いポジションを守備している際に発動する「なかよしアクション」も面白い。2人のキャラの連携による「なかよしジャンプ」を使えばホームランになりそうなボールをキャッチすることができるし、ボールに向かってアタックすることで「なかよしトス」が発動し、近くのなかよしキャラにボールをトスし、通常より早い送球で華麗にアウトをとることもできる。逆に相性の悪いキャラ同士だと、守備中の送球で失敗してしまうなどのデメリットが発生する。相性によって試合展開が変わると言っても過言ではない。チームを組む時は相性に気を配ろう。

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[仗桐安,ITmedia]

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