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syslog.confの実際

 ここでは,実際に稼動しているマシン上のsyslog.confを見てみよう。FreeBSDやSolarisには,独自に利用できる機能も備わっているため,それも併せて解説する。

Linuxの場合

 次の例は,Red Hat Linuxの標準設定状態のsyslog.confだ。前述した解説を理解していれば把握することのできるシンプルな内容だろう。

リスト
別ウィンドウで見る or 04a.txt

FreeBSDの場合

 FreeBSDのsyslog.conf例は次の通りだ。

リスト
別ウィンドウで見る or 04b.txt

 この中で注目したいのは,FreeBSDのsyslog.confでは次のような書式が見当たることだ。

!startslip
*.*                 /var/log/slip.log

 これは,「startslip」というプログラムが送るログをすべて,/var/log/slip.log に記録させる指定だ。同じく次の記述方法は,pppが記録するログをすべて/var/log/ppp.log に記録するという意味である。

!ppp
*.*                 /var/log/ppp.log

 このように,特定のプログラムに絞って特定のファイルにログ記録ができる。効率的に管理していくためにはとても重要な設定なのだ。

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