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Real System Server Basicをダウンロードする

 Real System Serverは製品として販売されているパッケージである。このため本格的に運用するためには購入する必要があるだろう。しかし,個人でちょっとした映像配信を楽しむ程度であれば,「Real System Server Basic」で十分だ。ここでは,この無償パッケージをダウンロードして設定していく。

 Real System Serverには,規模や用途によって次の4種類の製品がある。

Real System Server Professional
インターネットでの配信用の製品。5995ドル。100〜2000までの同時視聴者(RealPlayerユーザー)に対応する。RealSystem Serverの最上位パッケージ。


Real System Server Intranet
イントラネットでの配信用の製品。3995ドル。200〜500までの同時視聴者に対応する。社内LANで利用することが想定された製品であり,インターネットに向けた配信はできない。


Real System Server Plus
Real System Server Professionalの制限版。1995ドル。インターネットでの配信やイントラネットでの配信に利用できる。最大60までの同時視聴者に対応する。拡張エクステンションに対応しないとか一部のセキュリティ機能に対応しないという制限がある。


Real System Server Basic
フリーで利用できる入門用RealSystem Server。最大25までの視聴者に対応する。インターネットでの配信に利用できる。

 上記の各製品の詳細な違いについては知りたい場合には,RealNetworks社のRealSystem ServerのWebページを参照してほしい。

RealSystem Server Basicのダウンロード
 まずはRealSystem Server Basicをダウンロードする。

 RealSystem Server Basicのダウンロードページはやや分かりづらいページからリンクされているが,RealSystem Server Plusからたどって行けばよい。

 ダウンロードをするためには,氏名や住所,電話番号,Eメールアドレスなどを入力しなければならない。ダウンロードページは英文なので,英語でこれらの情報を入力しよう。

 特にEメールアドレスは重要であり,入力したメールアドレスに利用するためのライセンスキーが送られる。よってEメールアドレスが正しいものであるかをよく確認しておこう。


入力項目は2ページ分ある。1ページ目は氏名や住所、電話番号,Eメールアドレスの入力ページで,2ページ目はアンケートになっている。アンケートページにも必要事項を入力しなければダウンロードできない。注意しよう

 必要事項の入力が終わると,ダウンロードページが現れる。各国で最寄りのサイトからダウンロードすればよい。原稿執筆時点では,rs-8-01-linux-libc6.binというファイル名でダウンロードができた。

 ダウンロードが完了するかしないかしているうちに,入力したメールアドレス宛てにライセンスキーがファイルとして添付され届くだろう。

 このライセンスキーは,前述のようにReal System Server Basicのインストール時に必要となるので無くさないようにしよう。


届いたメールには、ライセンスキーをダウンロードするためのURLが記載されている。よってEメールをReal System ServerをインストールしたいLinux以外のパソコンで受信しても,対象のURLからライセンスファイルをダウンロードできるため問題となることはない。

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