3D CADによるモデリングやCAE解析、3Dプリンタの活用、そして設計環境のクラウド化など、設計開発者を取り巻く環境は刻々と進化している。これらのツールを使いこなしつつ、品質の高い、価値ある製品開発を進めていくにはどうすればよいのか。設計、製造現場において、現状に課題を抱えている多くの方に向けて、新たなモノづくりの姿を示す。

講演一覧

3Dプリント技術を活用した超小型EV 製作秘話 〜クルマづくりの新アプローチ〜

3Dプリント技術を活用した超小型EV 製作秘話 〜クルマづくりの新アプローチ〜


本田技研工業 株式会社
ビジネス開発統括部
スマートコミュニティ企画室 主任
榊 秀雄 氏
株式会社カブク
Industrial Designer
横井 康秀 氏

さくっと分かる幾何公差の勘どころ

さくっと分かる幾何公差の勘どころ


株式会社プラーナー
研修推進室 室長
シニアコンサルタント
木下 悟志 氏

講演概要

「攻殻機動隊」の「タチコマ 1/8サイズ」設計秘話〜四脚歩行ロボット開発プロジェクトの裏側〜

株式会社Cerevo
デザインエンジニア
海田 裕二郎 氏

2017年3月にCerevoから発売予定の「攻殻機動隊 タチコマ 1/8サイズ」。AIの搭載やクラウドを利用した並列化機能などソフト面でも特徴のある製品だが、今回はハード面からタチコマの設計・開発にあたり直面した課題とその解決策に迫る。3D CADでの設計や試作開発プロセスについて、プロダクトマネージャーの海田氏に詳しく解説いただく。

講演者プロフィール

海田 裕二郎 氏

2010年Cerevo入社。PCレスのライブ配信機器「LiveShell」以降、デジタル一眼カメラをスマートフォンから操作できる「SmartTrigger」、USBキーボードをタブレットで利用できるモバイルバッテリー「EneBRICK」、ライブ配信機能搭載スイッチャー「LiveWedge」など、Cerevo初期のメカデザインを手がける。センサ内蔵のスノーボードバインディング「SNOW-1」プロダクトマネージャを経て、現在は1/8タチコマのプロダクトマネージャ。

この講演の見どころ

開発のスピード力が求められる昨今、Cerevoではオリジナリティーのある製品の開発を次々と実行しています。そうした開発現場にはどんな「秘密」があるのか。海田さんは「製品のコンセプトデザインをプロダクトとして成立させる難しさは、どの設計プロセスでも同じ」と語ります。タチコマの製品開発プロセスを基に、Cerevoでのチーム体制や、これからのメカ設計者に求められることについて紹介していただきます。

3Dプリント技術を活用した超小型EV 製作秘話 〜クルマづくりの新アプローチ〜

本田技研工業 株式会社
ビジネス開発統括部
スマートコミュニティ企画室 主任
榊 秀雄 氏

株式会社カブク
Industrial Designer
横井 康秀 氏

街と人に寄りそう新たな移動スタイルとして注目されている超小型EVと、試作や最終 製品の製造にまで活用の幅が広がる3Dプリント技術が融合したら――。そんな夢のよ うな車両をホンダとカブクが共同製作した。「CEATEC JAPAN 2016」で話題となった 「マイクロコミューター 豊島屋モデル」はどのような経緯で開発され、どのような 社会を実現する存在となり得るのか? これからのクルマづくり/モノづくりに一石 を投じる両社の取り組みについて紹介する。

講演者プロフィール

榊 秀雄 氏
1997年入社。本田技術研究所で二輪車の商品企画・開発業務に携わる。
2000年に新規モデルプロジェクトであるNプロジェクトに参画。
その後、本田技研工業にて事業企画業務等を担当し、
2013年より現職にて次世代モビリティに関連した業務を担当。

横井 康秀 氏
日本生まれ、オーストラリア育ち。多摩美術大学、株式会社ニコンを経て、カブク起ち上げに参画。
ニコンではプロ用一眼レフカメラ等のブランド戦略/ユーザビリティ設計/ハードウェア開発/量産工程まで、横断的な領域で工業デザイナーとして従事。
カブクではものづくりプラットフォームを基に、ビジネス/サービス/素材/プロダクトデザインの開発や企業コンサル等に携わっている。
iF、reddot、GOOD DESIGN AWARD等受賞。

この講演の見どころ

「鎌倉の狭い道路を走りたい」「梱包用段ボールを効率的に積みたい」「地元に愛されるデザインにしたい」――。鳩サブレーでおなじみの豊島屋が求めた配送車の形とは?
お菓子メーカーが考えるクルマを、具現化すべく立ち上がったホンダとカブクは、これまでの自動車開発のスタイルとは全く異なるユーザー発信による“新しいクルマづくり”に挑戦した。プロジェクト主要メンバーであるお二人の息の合ったトークをぜひご覧ください。

さくっと分かる幾何公差の勘どころ

株式会社プラーナー
研修推進室 室長
シニアコンサルタント
木下 悟志 氏

これまで幾何公差や公差設計の普及について啓蒙され続けてきたが、現在も設計現場に数多くの課題が存在する。設計実務に携わるエンジニアにも、その知識に「自信がない」という人も少なくない。 今回は、企業における公差設計の教育に携わるプラーナーの木下悟志氏が、「これだけは押さえておきたい!」幾何公差のポイントをコンパクトに紹介する。

講演者プロフィール

木下 悟志 氏
株式会社プラーナー 研修推進室 室長 シニアコンサルタント。セイコーエプソンにて34年間勤務。 プラスチック応用の開発経験が長く、非球面レンズや超小型ギヤードモーターの開発から量産、マーケッティングまで経験した。 また基幹商品であるウオッチ、インクジェットプリンタ、プロジェクターの要素開発にも長く関わった。近年は研究開発部門のマネジメントにおいて開発の意思決定や外部との共同研究・共同開発の方向付けをした。 材料開発、機構設計、プロセス開発、計測技術開発と幅広い知見を持つ。 2015年より、設計者の能力開発を支援するプラーナーのシニアコンサルタントとして、幾何公差と計測技術を融合したセミナーを創出し、担当している。 大手企業をメインに多数の企業で連日セミナーを担当し、実践コンサルも行っている。

この講演の見どころ

通常、1〜2日程度かけて講習するという幾何公差の基本について、「勘所」に絞ってコンパクトに解説していただきました。2016年春に改正された日本工業規格(JIS)の幾何公差に関する項目の要点、「GD&T(Geometrical Dimensioning&Tolerancing)」とは何かなど、機械設計・製図の実務において要注目なトピックを取り上げました。

出展企業

プラチナスポンサー

ソリッドワークス・ジャパン株式会社

SOLIDWORKSは国内TOPシェア39%。全世界310万もの設計者様にご利用いただいている3次元CADツールです。なぜお客様に選んで頂けるのか、モデリングだけでなく資産としての3次元CAD活用の世界をご紹介いたします。

見どころ

『図面』から理解する3次元の世界

ベテランAEが、SOLIDWORKSで描く「図面」のいろはを分かりやすく解説するセミナー動画です。 実際にドラフターから2Dを使ってきた体験から「慣れ」からの脱却方法と、3次元で図面を描くことの利点を解説します。

モンスターと戦うロボット戦士を設計せよ!

巨大モンスターが地球に現れた!設計者ジミーが人類の危機を救うためロボット戦士を設計することに。果たしてCAEの知識を結集した彼の設計でモンスターの進撃を食い止めることができるのか!2本の動画でご紹介

ゴールドスポンサー

プロトラブズ合同会社

平均3時間でご提示する、製造性解析付無償の見積り。 圧倒的な短納期で実現する射出成形、切削加工。 これらを実現する当社オンデマンド受託製造サービスの概要、お客様事例、メカ部品設計ノウハウをご提供!

見どころ

事例 シヤチハタ様が高品質と開発の効率化を両立させた試作とは

「このようなスピードこそ、現在の設計の現場が求めるものです」(シヤチハタ(株)商品企画・開発部 副部長 太田剛俊氏) 昨年11月当社大阪セミナーにて、同氏が「プロトラブズの活用法」を語ってくださいました

ダントツの人気を誇る『図解 樹脂部品設計 Vol 1』を掲載

当社の数ある技術資料の中で、常にダントツの人気を誇る『図解 樹脂部品設計 Vol 1』 当資料をはじめ、フィーチャを備えた樹脂パーツの設計に関するアドバイスや 部品製作の試作法の比較に関する資料等を掲載中

PTCジャパン株式会社

IoT を考慮した設計、3Dプリンタや拡張現実(AR)を駆使した設計が可能に。最新のテクノロジーを取り入れたCAD Creoがもたらす変革をご紹介いたします。

見どころ

製品設計の世界に革命!

3Dプリンター(付加製造)、幾何公差、拡張現実(AR)など最新テクノロジーに対応した新機能が数多く搭載された最先端CADソフト 「Creo 4.0」をご紹介。

スマート コネクティッド デバイス時代における製品設計の未来

あらゆるものがインターネットとつながる現代。接続機能を持つスマート製品が注目されています。では、「IoT技術がいかに製品設計の世界に影響を与えるか?」製品設計の未来を考えましょう。

シルバースポンサー

キャデナス・ウェブ・ツー・キャド株式会社

標準規格部品、サプライヤ部品、及び自社製作部品の持続的なコスト削減を実現する戦略的部品管理ソリューションをご紹介。多数のお客様事例もご用意しました。

見どころ

新規部品採用の削減による大幅なコストダウンと業務効率向上

大企業ほど部品の再利用率の向上、標準化促進、部品情報の見える化、そして「探したい部品を見つけられる」システムの構築が必要です。弊社ソリューションによる画期的な改善提案を是非確認ください。

お客様事例を多数ご紹介

すでに多数の企業様で戦略的部品管理の取り組みが進んでいます。様々な業種での国内外のお客様事例をご紹介いたします。

オートデスク株式会社

多くの製造業のお客様では大きな変化が起きています。従来の生産性や製品の機能向上だけでは競争力を保つための十分な手段ではありません。これまでにない設計、製造、運用方法をぜひ弊社ブースでご確認ください。

見どころ

「ものづくりの未来」を設計する企業たち 〜 9つの事例〜

設計、製造、運用等が大きく変化し弊社のユーザー事例でもそうした兆候が表れ始めています。アンダーアーマー初の3D プリントシューズ、プロペラのない発電機で目指すエネルギーシフトなどご紹介します。

「機械設計エンジニア資料室」

トリトン電機 機械設計エンジニアの剣持 賢(けんもち けん)君が選んだ製品設計に関する調査レポート、記事、電子書籍や業界トレンドを集めました。最新おすすめ資料「設計者のための IoT 基礎」など公開中。

株式会社電通国際情報サービス

モデルベース開発(MBD)、1DCAE、トポロジー最適化/軽量化。斬新な製品をいち早く顧客に送り届けるには、まだ形状のない設計の構想段階で製品をつくり込むことが重要です。ISIDがその問いに応えます。

見どころ

1DCAE、モデルベース開発、制御システム設計を素早く実現

製品形状を決定する前の構想設計で使用する1DCAEが注目されています。「solidThinking Activate」は、ユニークなユーザ環境で、覚えやすく、使い易い、まったく新しい1DCAEツールです。

設計者自身による、軽量化検討・設計評価を強力にサポート

「どうすれば軽量化できるの?」「この形状で剛性は大丈夫?」solidThinking Inspireは、こんな悩みをお持ちの設計者の設計評価・改善検討を強力にサポートします。

メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社

「Mentor Automotive」自動車開発ソリューションは、接続性、自動運転、電動化、アーキテクチャを主軸に、電装システムや熱対策からSW統合まで、電子化の進むクルマづくりの課題解決を提案します。

見どころ

車載システムとハーネス設計の短絡回路テストの自動化

電気回路のオーバーロードからワイヤハーネスを保護できるか否かは重要な設計指標の1つです。過剰な保護回路設計や物理プロトによるテストはコスト高や納期遅れの要因となり.. 新しい設計提案をダウンロード>>

安全性重視の車載システムに向けた信頼性検証とISO26262

車載安全システムに搭載されるICは、いかに過酷な環境下でも安全に稼働し続ける必要があります。設計プロセス全体にわたって規格に準拠し安全面と性能面を満たすには、新たなIC信頼性検証ツールが必須です >>

Pick Up 講演

ファーウェイに聞く「NB-IoTの可能性」

ファーウェイに聞く「NB-IoTの可能性」

華為技術有限公司(ファーウェイ)
ワイヤレス・ネットワーク・プロダクトライン
ワイヤレス・マーケティング・オペレーション担当
プレジデント
邱 恒(キュウ・コウ)氏

つながる工場、つながるモノづくりのための参照アーキテクチャ「IVRA」

つながる工場、つながるモノづくりのための参照アーキテクチャ「IVRA」

Industrial Value Chain Initiative(IVI) 理事長
法政大学デザイン工学部 教授
西岡 靖之 氏

iPhone7の中に潜む“IoTの世界観”<br> 〜全搭載チップ解剖で見えてきた真実〜

iPhone7の中に潜む“IoTの世界観”
〜全搭載チップ解剖で見えてきた真実〜

技術コンサルタント
株式会社テカナリエ 代表取締役兼上席アナリスト
清水 洋治 氏