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東芝、「タイムシフトマシン」搭載のミドルクラス4Kテレビ「J20X」シリーズを発表43V型からの3サイズ(1/2 ページ)

東芝は、4K液晶テレビの新製品として、「J20X」シリーズを発表した。ミドルクラスながら全面直下LEDと新映像エンジン「4KレグザエンジンHDR」を搭載。また同クラスでは初めて「タイムシフトマシン」を採用した。

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 東芝は7月29日、4K液晶テレビの新製品として、「J20X」シリーズを発表した。43V型から55V型までの3サイズをラインアップ。すべて8月12日に発売する予定で、価格はオープン。店頭では55V型「55J20X」が34万円前後、49V型「49J20X」が29万円前後、43V型「43J20X」が24万円前後になる見込みだ。


東芝レグザの「J20X」シリーズ

 ZシリーズおよびGシリーズの中間に位置する4Kテレビのミドルクラス。全面直下LEDバックライトや新映像エンジン「4KレグザエンジンHDR」を採用したほか、同クラスでは初めて全録機能の「タイムシフトマシン」を搭載している。

 チューナーは、タイムシフトマシン用の地デジ6チャンネルに加え、通常録画用に地デジ/BSデジタル/CS 110度デジタルの3波対応チューナーを3基搭載。BSやCSの番組でも視聴しながら裏番組をW録画できるようになった。

 外観は、上下左右のフレーム幅を同一にしたナローフレーム(狭額縁)。メタル製スタンドを組みあわせ、高級感を演出している。なお、スタンド部の形状は「Z10X」や「G20X」シリーズと共通だが、カラーはブラストシルバーになっている(Z10Xはクローム、G20Xはガンメタリック)。


スタンド部

4KレグザエンジンHDRを搭載

 「4KレグザエンジンHDR」では、HDRコンテンツの登場など今後の画質トレンドを捉えた新機能が加えられている。例えば放送波やBlu-ray Discといったソフトを選ばず4Kアップコンバートを行う「4Kマスターリファイン」では、撮影するカメラによって異なる高輝度領域の圧縮特性を推定して復元することで白く輝く部分を立体的に再現する「アドバンスドHDR復元」、映像の彩度に合わせて輝度の高域成分を補正して色の濃い映像も細部の質感まで再現する「インテリジェントカラーテクスチャー復元」、テロップなどが映し出された際にジャギーを抑えて滑らかなエッジ補正を行う「グラフィックスエッジクリア」という3つの機能を加えた。


全面直下LEDバックライト

 これらに広色域パネルと全面直下LEDを合わせ、色の表現範囲を拡大。「映像回路側でもガンマなどをダイナミックに動かす“ダイナミックグローバルディミング”を行う。いわゆるローカルエリアコントロールとは異なるが、パネルの色域の広さとバックライトの輝度レンジ拡大、全面直下LEDで色表現範囲を拡大している」(同社)。


全面直下LEDと広色域パネルによる色表現の拡大を広色域復元処理で最大限に活用する

タイムシフトマシンが進化

 全録機能の「タイムシフトマシン」が初めてミドルクラスに投入されたことも大きなポイント。またリモコンから「タイムシフト」ダイレクトボタンをなくすなど、「タイムシフトマシンの再定義」(同社)を行ったという。ダイレクトボタンの代わりになるのは「過去番組表」ボタンとなり、放送済み番組の再生という目的に合わせて使用するボタンを変更した形だ。


リモコンの中央に「過去番組表」ボタン

 「ざんまい」ボタンで起動する「ざんまいスマートアクセス」も進化。ボタンを押すと画面左側に放送済み番組のジャンルや「新番組」といったカテゴリーが並び、それに含まれる番組が画面下部にサムネイルで並ぶ。メニューを選択していくだけで直感的に見たい番組を選べるという。また特定の番組にカーソルを持っていくと番組の詳細情報がチェックできるほか、番組リストの左端に移動すればそのカテゴリーに該当するYouTube動画や今後放送される番組の検索も可能になっている。


ざんまいボタンで起動する「ざんまいスマートアクセス」が進化

 なお、カテゴリーはユーザーによる設定も可能だ。メニューから「カテゴリー編集」を起動し、番組ジャンルやキーワードを指定しておけば、自分好みの番組が並ぶカテゴリーを作成できる。

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