東芝、「タイムシフトマシン」搭載のミドルクラス4Kテレビ「J20X」シリーズを発表:43V型からの3サイズ(2/2 ページ)
東芝は、4K液晶テレビの新製品として、「J20X」シリーズを発表した。ミドルクラスながら全面直下LEDと新映像エンジン「4KレグザエンジンHDR」を搭載。また同クラスでは初めて「タイムシフトマシン」を採用した。
クラウドサービス「みるコレ」
6月に発表された「G20X」シリーズで初めて実装されたクラウドサービス「みるコレ」にも対応した。好きな人物名やジャンルなどを登録する“パック”というブックマークのような概念を導入し、関連する録画番組はもちろん、関連するYouTube動画、録画番組の中からテーマに関連するシーンだけを選択して楽しむといったことができる。さらに今後放送される関連番組も分かるため、ここから録画予約を行ったり、自動録画の「おまかせ録画」で一括登録することも可能だ。
パックは現在5万種類以上が用意されており、新規追加は「おすすめパック」メニューから選ぶか、キーワード検索で探すことができる。例えばアニメ好きのためのキュレーションパックは現在20前後が用意されており、中には「大人のアニメパック」などもあるという。
タイムシフトマシンのHDD増設も簡単に
タイムシフトマシンの録画容量を追加するUSB外付けHDDは、ケーブル1本で追加できるようになった。従来は3チャンネルごとのケーブル2本で地デジ6チャンネルをまかなっていたが、J20Xシリーズの場合はタイムシフトマシン増設用端子に外付けHDDを1つ接続するだけで6チャンネル分の録画時間を追加できるという。これにより、例えば通常の「タイムシフトマシン録画用」端子に4Tバイト、「タイムシフトマシン録画時間増設用」に3Tバイトの外付けHDDを接続した場合、計7Tバイトを利用できることになり、6チャンネルをすべて約140時間分キャッシュすることが可能だ。
あわせて東芝ではレグザ用の純正外付けHDDを4機種追加。タイムシフトマシンと通常録画を同時に使えるオールインワンタイプ「Dシリーズ」として2.5Tバイト(タイムシフトマシンに2Tバイト+通常録画500Gバイト)と5Tバイト(同じく4Tバイト+1Tバイト)の2機種、またタイムシフトマシンと通常録画のいずれかに使える「Vシリーズ」として2Tバイトと3Tバイトをラインアップした。いずれも24時間連続稼働に対応した信頼性の高いドライブを使用し、動作時にもファンの音がないファンレス設計、さらに電源回路を内蔵しているためACアダプターを使わないといった特徴がある。
型番 | THD-200V2 | THD-300V2 | THD-250D2 | THD-500D2 |
---|---|---|---|---|
容量 | 2Tバイト | 3Tバイト | 2.5Tバイト(タイムシフトマシン2Tバイト+通常録画500Gバイト) | 5Tバイト(タイムシフトマシン4Tバイト+通常録画1Tバイト |
価格(オープン) | 2万8000円前後 | 3万7000円前後 | 4万円前後 | 6万5000円前後 |
発売時期 | 9月上旬 | 9月中旬 | 9月上旬 | 9月中旬 |
発売後にファームウェアアップデートで対応する機能も多い。例えばHDMI入力のHDR(ハイダイナミックレンジ)入力には2016年2月に対応する予定。また「ひかりTV 4K」と今秋スタートする動画配信サービス「NETFLIX」には2015年9月、「4Kアクトビラ」は年内に予定しているアップデート後に利用できるようになる。このほか、録画番組の引っ越しを容易にする「SeeQVault」も10月のファームウェアアップデートで対応するとしている。
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