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HDR入力や新クラウドサービスに対応 東芝、レグザのスタンダードモデル「G20X」シリーズを発表Netflix対応(1/2 ページ)

» 2015年06月10日 11時00分 公開
[村上万純ITmedia]

 東芝ライフスタイルは、液晶テレビ「レグザ」のスタンダードモデルとして「G20X」シリーズを6月30日に発売する。55V型、49V型、43V型の3サイズをラインアップする。価格はオープンで、実売想定価格は55V型が30万円前後、49V型が26万円前後、43V型が21万円前後(いずれも税別)。

 ハイエンドモデルの「Z10X」シリーズ、ミドルレンジモデルの「J10X」シリーズの下位モデルに位置付けられるが、HDR入力や全面直下LED、使いやすく進化したクラウドサービス「TimeOn」、2015年秋に国内でリリース予定の「Netflix」に対応するなど、スペックに妥協はない。担当者も「スタンダードモデルとうたいながらもぜいたくなスペックに仕上がっている」と話す。

photo 今後のレグザは3シリーズ展開になる
photo 「G20X」シリーズの55V型モデル
photophoto 49V型(左)と43V型(右)
photo G20Xシリーズの特徴

画質も妥協なし 新HDMI規格のHDR入力に対応

 液晶パネルはIPS方式で高輝度な全面直下LEDと新エンジンを採用する。2016年2月のダウンロードでHDMI 2.0a規格のHDR入力に対応する予定だ。これにより、精細感や立体感を向上させ、広色域の色彩を表現するという。

photophoto HDRの画面(左)と通常の画面(右)。テレビは「Z10X」シリーズを使用(写真はイメージ)
photo 高輝度な全面直下LEDを採用

 4Kで撮影・編集されたBlu-ray DiskのフルHD映像を4Kに近い画質で再現する「4Kマスターリファイン」、映像送信の際に失われる色を復元する「広色域復元」、高輝度領域の圧縮特性を推定して復元する「インテリジェント・ハイダイナミックレンジ復元」のほか、彩度に合わせて輝度の高域成分を補正し、色の濃い映像も細部の質感まで再現するという「カラーテクスチャー復元」、平坦部や文字の周囲に発生しがちなブロックノイズやモスキートノイズを抑え、映像全体の鮮明さと視認性を向上させた「ノイズエリア解析高精細化技術」、映像処理による遅延を抑える「ゲームダイレクト」モードなど、従来機の機能を継承した。

 液晶パネルは上下左右のフレーム幅を同一にしたデザインで、高い質感のリアルメタルスタンドを採用。つや消し効果のあるストーンブラッシュ加工を施したという。

地デジ/BS/CS対応のトリプルチューナーを採用

 オーディオ面では、低域共振周波数を低下させて豊かな低音を再現するという「ラビリンスバスレフ型スピーカボックス」を搭載。合計出力20ワットの高出力アンプや、リモコンのボタンを押して人の声を聞き取りやすくする東芝独自の音源分離技術なども備える。

photo ラビリンスバスレフ型スピーカボックス

 内蔵チューナーは3基で、別売のUSB外付けHDDを接続すれば1番組を視聴しながら2つの裏番組を同時に録画できる。

photo 地デジ/BS/CSのトリプルチューナーを搭載した
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