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日テレ、初の8K収録番組は「笑点」:ざぶとん1枚
日本テレビ放送網は、同社初の8K番組として「笑点」を収録したと発表した。3月に開催される放送業界関係者向けの放送技術展示会「デジテク2016」で上映する。
日本テレビ放送網は、同社初の8K番組として「笑点」を収録したと発表した。3月に開催される放送業界関係者向けの放送技術展示会「デジテク2016」で上映する。
1966年に放送を開始した「笑点」は、今年5月に50周年を迎える最長寿の演芸番組。また新しい放送技術を積極的に取り込むことでも知られており、カラーテレビの普及率が1%に満たない時代の第1回放送からカラー放送を行った。その後もステレオ放送やデジタルVTR規格「D2」での収録など、常に早い段階で新技術に取り組み、2014年には「笑点特別版」として歌丸師匠の落語を4K収録している。
8Kは、現行フルハイビジョンの16倍という高精細な次世代フォーマット。1月に東京・後楽園ホールで収録した8Kの「笑点」は、普段と同じ演芸コーナーと大喜利が行われたが、大喜利のお題は8Kにちなんだものになっている。「内容も含め、8Kスペシャル版になっている」(同社)。
試写会が行われる「デジテク2016」は、3月8日と9日の両日、日本テレビタワー2階の「日テレホール」で開催予定。同社が取り組む放送技術や新サービスが多く展示される。
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