ISO感度はISO100から25600(拡張感度としてISO51200も選択可能)。高感度時の画質はざっとこんな感じ。等倍表示にして並べて見た。ISO6400までなら使えそうだ。
実戦での高感度作例はISO5000でどうぞ。
さてふたたびAFの話に戻る。AFが超高速でも、撮りたい被写体にきちんと合ってくれないと意味がない。フォーカスモードとフォーカスエリアが重要だ。
フォーカスモードはAF-SかAF-Cだが、AF-Aにしてカメラに任せるという手はある。フォーカスエリアにはワイド(要するにカメラ任せ)、ゾーン、中央固定、フレキシブルスポット、拡張フレキシブルスポットがあり、さらにそれぞれにロックオンAFが用意されており、どれかを選ぶべし。
で、これらに追加して顔検出AFを使うかどうか、瞳AFを使うかどうかも重要になる。顔検出を不用意にオンにしておくと、風景を撮りたいのに手前にかぶってきた人の顔にしゅっとピントが合って困ったりもするわけで、でも逆に人を撮るときはフォーカス位置をカメラ任せにして構図やシャッターに専念できるので便利。
問題は、さっと最適なAFモードに切り替えられるかという点にある。顔検出のオンオフはどこだっけ、フォーカスエリアはどう指定するんだっけとメニューを見て悩んではストレスだ。
何しろ、フォーカス回りに限らず、撮影機能がどんどん増えたおかげで、メニュー項目も増えすぎて、目的の設定画面を見つけるのも一苦労なのだ。
何しろ、撮影メニューだけで全部で23画面もあるのだ。
慣れるまでは探し回るハメになる。一度メニューを見直して整理してもらえたらなと思う。
今回、カスタマイズできるキーが1つ増えたので、使う人はキーやダイヤルなど操作系のカスタマイズを駆使して、よく使う機能にすばやくアクセスできるようすべしである。
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