超薄型軽量,新DynaBook SS速攻インプレッション(2/3)
アナログRGBコネクタも搭載。豊富なインタフェース新DynaBook SSのもう1つの特徴は,豊富なインタフェースだ。有線LAN,モデムに加え,IEEE802.11bの無線LANも内蔵。そして後ろ側にCRTディスプレイ接続用のアナログRGB端子も備える。小型薄型化のため,アナログRGB端子がなかったり,変換アダプタを利用する機種が多い中,立派だ。 PCカードはTypeIIが1基のみだが,SDカードスロットを備える。東芝はSDカードタイプのBluetoothアダプタも発表しているが(1月17日の記事参照),DynaBook SSのスロットは現状SD/IO規格には対応していない。「ハード的には対応しているが,ソフトウェアが未対応。対応は検討中」(東芝)。現在のところ,データのやりとりが主な用途になる。 将来的にはSDカードのニーズも高まると予想されるが,モバイルで利用するノートPCでは,PCカード型のPHSを利用するユーザーも多く,コンパクトフラッシュスロットも搭載してほしかったところだ。SDカードスロットの搭載は,「東芝が推進するSDカードの普及が目的」(東芝)。
薄さ・軽さ実現のために盛り込まれた最新パーツこれだけの薄さ,軽さを実現しながら,「パフォーマンスには妥協しない」(東芝)のもDynaBook SSの魅力。CPUには超低電圧版モバイルPentiumIII/750MHz-Mを採用し,メモリは256Mバイトを標準で搭載している。 HDDは20Gバイトと,スペック表を見ただけでは標準的だが,実は新開発の1.8インチHDDが使われている。東芝がPCカード型の5GバイトHDDを発売しているのをご存じだろうか?(2001年7月の記事参照) このHDDの技術を使い,ディスク2枚,ヘッド4つで20Gバイトを実現しているという。PCカード型が毎分3990回転だったのに対し,毎分4200回転と高回転化も果たしている。 この新HDDは軽量化に大きく貢献した。1.8インチHDDの採用で,従来の2.5インチHDDに比べ底面積比58%,約30グラムの軽量化を果たした。 また,従来のリチウムイオンバッテリーに代わり,リチウムイオンポリマー電池を採用したことで,バッテリーパックも11ミリと薄型になった。 薄くなっただけに,DynaBook SSは強度にも十分に配慮している。本体には基本的にマグネシウムを採用。底面部から側面部にかけて1枚の板のように成形する,バスタブ構造にすることにより,衝撃に強いボディを作り上げた。 ちなみに,無線LANのアンテナは左右側面に配置されるダイバーシティ型(用語)。電波を透過させるため,その部分だけはプラスチックが使われているという。
さて,新DynaBook SSの特徴をどう捉えればいいのだろうか?
[斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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