Mobile:NEWS 2003年1月10日 07:38 PM 更新

アメリカのケータイってどうなってるの? 携帯求めて街を散策

意外と知られていない海外の携帯電話事情。日本人にとって身近な国アメリカでは、どのように使われているのだろう

 初めて訪れたニューヨーク。街を歩くと、タイムズスクエア付近のビルにあったMotorolaのとてつもなく巨大な広告に驚かされます。ハリウッド映画にも欠かせないアイテムとなった携帯電話が、アメリカではどのように使われているのか──ニューヨークの携帯事情を探ってみました。


Motorolaの120Tシリーズのカラフルなカバーは5ドル程度とリーズナブルな価格

 アメリカでは、AT&T Wireless、Verizon、Sprint、VoiceStream、Nextel、Cingularなどの大手通信キャリアを中心に、中小の会社も参入して、広大なエリアをカバーしています。西海岸、東海岸、さらに細かい地域まで住み分けがあり、ニューヨークでは、Verison、AT&T WirelessとSprintといった通信キャリアが強いといいます。

 携帯電話の購入は、まず通信会社を選び、それから機種を選ぶという日本と同じ方式。SIMカード対応機種であれば、携帯電話に内蔵されているカードを差し替えて、簡単に機種変更ができます。その時の用途や気分によって、古い機種と買い換えた機種を自分で使い分けたりもできるのです。携帯電話の主要メーカーは、日本でもおなじみのNOKIA、SonyEricsson、Motorolaのほかに、SAMSUNGなど。折りたたみタイプより、ストレートタイプのほうが店頭には多く出回っていますが、新製品では折りたたみのデザインも増えています。

 携帯電話は、通信会社の直営店や複数の通信会社を扱う携帯ショップ、家電の総合ショップなどで購入できます。本体を買う時には、料金プランを選ぶ仕組みになっていて、「毎月通話時間350分まで29.99ドル、本体無料」というような形でも選べるのですが、このパックは年間契約になっていて解約すると100ドル以上のペナルティがかかる場合が多いようです。


街角でやたら目に付く“FREE”の文字

 ニューヨークでは、こうした本体無料の機種が人気らしく、街角の携帯ショップでも“FREE”の文字をよく見かけます。新しい機種を持つよりも、いかに安く手に入れるかが購入の決め手になっているようで、各社とも本体を無料のさまざまな低価格プランを打ち出していました。値下げ合戦の過熱は、通信会社の乱立によるもののようです。


メールを打っている人は、なぜか1人も見かけませんでした

 無料携帯が増えたせいか、街のあちこちで携帯電話で話す人々を見かけます。話し好きのアメリカ人らしく、どんな場所でも声をひそめる様子もなく、楽しそうに会話をしてました。「ニューヨークでは電車やバスの中で話しても白い目で見られることはない」と友人は断言していました。確かに、バスで乗り合わせたアジア系の女性は、メモを見ながらひっきりなしに何度も電話をかけてました。


バスの電話魔の彼女が持っていた携帯はNOKIA製

 マンハッタンの携帯ショップを回って感じたのは、どこも地味な店構えであるということ。日本のディスプレイの華やかさに比べると、ただ並べてあるだけにしか見えません。NOKIAのカラフルな着せ替え携帯のバリエーションやMotorolaのクールで斬新なデザインの端末も店頭ではあまり見当たらなかったのは残念でした。


触ってみたかったMotorolaのV70。ちなみに449ドル



関連記事
▼ アメリカのケータイってどうなってるの? 携帯求めて街を散策
意外と知られていない海外の携帯電話事情。日本人にとって身近な国アメリカでは、どのように使われているのだろう

[本田亜友子, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!