J-フォン、QVGAのCGシリコン液晶搭載「J-SH010」 シャープの最新J-フォン端末は、世界で初めてQVGA対応のCGシリコン液晶を搭載。画像を拡大・縮小したり、QVGA画像を4分割してメール送信できる
J-フォンは1月30日、2.4型のCGシリコンシステム液晶(2002年10月の記事参照)を使った写メール端末「J-SH010」を3月中旬以降発売すると発表した。QVGA解像度の液晶を搭載した端末は、東芝の「J-T08」(2002年11月の記事参照)に続いて2機種目。 内蔵アンテナを採用した新しいデザインで、背面液晶も備えた折りたたみ型となる。パケット通信には対応していない。
シャープ製のJ-SH010は、CGシリコン技術を使った大型のシステム液晶を世界で初めて携帯電話に搭載。QVGA(240×320ピクセル)の解像度を持ち、26万色表示を行う。背面ディスプレイには1.2型の6万5536色GF液晶を使った。
カメラには、デジタル4倍ズームが可能な31万画素のCCDを搭載。写メールモードのほか、QVGA、VGA(640×480ピクセル)サイズの撮影が可能。最大60秒の音声付き動画(秒間5フレーム)が撮影できる「アクションスナップモード」にも対応した。従来比で輝度が2倍に向上したライトを備えるほか、接写機能も持つ。 J-SH010で3機種目となるバーコード読み取り機能(2002年8月の記事参照)も進化した。分割されているバーコード(QRコード)を自動的に連結して読み取ったり、一度の複数のバーコードを連続して読み取れる。また、メモリダイヤルやメール、テキストなどの内容をQRコードに変換できるQRコード作成機能も搭載。作成したQRコードをメールに添付して送信することもできる。 QVGAで撮影した画像を、メールに添付できるサイズに4分割して送信でき、J-SH010同士なら再度結合して保存できる機能も搭載した。さらに2枚の画像を横長画像に合成できるパノラマ合成機能なども備える。 解像度が大幅に向上したのに伴い、そのままのサイズでは画面に小さく表示されてしまう画像をワンタッチで2倍に拡大したり、上下キーで拡大縮小できるなどの機能を搭載した。Webのコンテンツやメールでも、文字サイズを3段階に切り替えられる。 またステーション機能を利用して天気予報を常時待ち受け画面に表示する「お天気アイコン」サービスにも対応した(1月30日の記事参照)。 主な仕様は以下の通り。
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