カシオが明かす、メガピクセル携帯の秘密(2/2)
いわゆるスタンダードな形状を維持すると共に、A5401CAではメモリカードを敢えて採用しなかった。au端末にはメモリカードスロット搭載機もあるが、「著作権のあるデータをカードに移せないと、ユーザーにも不便」というのが、現状のカシオの見方。もちろん、将来的には検討を進めていかなくてはならないという。 代わりに、内蔵メモリの容量は奢った。SXGAサイズでも「36枚撮りフィルム、2本分は撮れる」(石田氏)というところから、16Mバイトのメモリを内蔵。 撮影した画像の取り出しにも、(1)大手DPEショップ「パレットプラザ」に持ち込んでのプリント(2)アイ・オー・データ機器の「SnapMemory」に接続してCFカードに書き出し(3)PCと接続して画像を転送できる「MySync Photo2」と、さまざまな方法を用意した(5月14日の記事参照)。 「プリントはDPEショップでというのが一般的な感覚でしょう」と石田氏。 QVGA液晶の採用も「本当に悩んだ」と言うが、コンテンツ提供が追いついていないezwebの現状を見る限り、カシオの判断は誤っていないだろう。 A5401CAのポイントは、石田氏の次の言葉に集約されるだろう。「全部そろって、大きくなった端末を出すよりは。ほしかったのは、大きくてきれいな絵(が撮れる端末)でしょう」。 奇をてらわず、ユーザーが今求める機能を着実に盛り込んでいく。メガピクセル化に伴って、大胆な変更を行った端末が多い中、A5401CAは安心して使える端末に仕上がった。メガピクセルの“携帯電話”が欲しいユーザーにとって、A5401CAは最良の選択肢だ。
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