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2003年6月2日　03:07 PM 更新

ドコモ、「SO505i」を6月4日に発売

NTTドコモの505iシリーズ、2番手で登場するのは130万画素CCDを搭載した「SO505i」。液晶部が180度回転するユニークな機構の端末は、6月4日から発売される

　NTTドコモは130万画素カメラを搭載したソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーション製のiモード端末「SO505i」を6月4日に全国一斉発売する。ボディカラーはサイバーブルーとサイバーホワイト、サイバーシルバーの3色。 ドコモによると実売価格は「D505i」と同等程度になるもよう。

　ドコモが「サイバーショットを意識した」と話すとおり、かなり“デジカメ”を意識した端末だ。カメラには世界最高となる130万画素CCDを採用。ソニーが携帯電話向けに新開発した低消費電力のCCDとなる。デジタルズームは2倍、3倍、4倍、8倍、16倍の6段階が可能になっている（16倍はiショット（S）と待ち受け画面（QVGA）のみ）。

　カメラは背面裏側に搭載され、デジタルカメラライクなスタイルで撮影が可能。自分撮り用のミラーや撮影補助用ライトも装備される。端末本体にはメモリースティックDuoスロットが搭載され、本体内のメモリ以外にiショット（S）で約985枚の画像を保存できる。

　本体は液晶部が左右に180度回転して本体が開く独自の機構を採用、メインディスプレイが背面液晶をかねる仕組みになっている。むき出しとなるメイン液晶保護のために、透明板の厚さを「SO504i」比で2倍に、さらに表面にウルトラハードコート処理を施してあるという。

SO505iの細かな“こんなところ”

　まず4月8日の505iシリーズの発表会時から変更になったスペックがある。厚みは30ミリから33ミリへ、連続通話時間は145分から140分に減少した。

　SXGAサイズで撮影可能な静止画は、メモリースティックDuoだけでなく本体メモリにも登録可能。これは「D505i」と違う点だ。本体メモリはiアプリ、着信メロディ、画像で共用しており、画像を保存した場合、iショット（S）で299枚、iショット（L）で149枚、VGAサイズで48枚保存できる。

　本体メモリとメモリースティックDuoをそれほど区別して使う必要はなく、メモリースティックからもiショット送信が可能だった。ただしSXGAで撮影した画像はいったんサイズを変更してからiショット送信する必要がある。また、SXGAからiショット（L）にはサイズ変更できず、iショット（S）に解像度変更およびトリミングを行う仕様になっている。

　横向きで撮影することを想定しているだけに、撮影した画像は自動的に90度回転され、閲覧時も正しい向きで保存される。iショット送信時も同様だ。

　SO505iは、開いた状態でも閉じた状態でも通話が可能だ。通話スピーカーの位置は固定だが、マイクの場所が気になるところ。ダイヤルキーの先端にそれらしきくぼみがあるが、これはダミーで実際のマイクはヒンジ部にある。

　液晶はQVGA対応のTFT液晶で、解像度は256×360ピクセル。ほかの505iシリーズよりも横方向の解像度が少々多い。文字フォントを含むメニューは、120×160ピクセルで作られていた従来機の表示を縦横共に倍にしたもののようだ。表示ははっきりとジャギーが確認でき、高精細なQVGA液晶が真価を発揮するのは画像関係に限られる。

　主な仕様は以下の通り。

製品名	SO505i
サイズ	約50（幅）×105（高さ）×33（厚さ）ミリ
重さ	約145グラム
連続通話時間／待ち受け時間	約145分／約400時間
カメラ	130万画素CCD
ディスプレイ	約2.2型26万2144色半透過型TFT液晶
データ通信速度	受信時：最大28800bps、送信時：最大9600bps
ボディカラー	サイバーシルバー、サイバーホワイト、サイバーブルー

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ニュースリリース
「SO505i」製品ページ

[斎藤健二, ITmedia]

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