児童向けフィルタリング機能付き携帯ブラウザ〜インターネット協会児童が出会い系サイトなどへのアクセスを防ぐ、フィルタリング機能付きブラウザが開発された。iアプリで作られており、自由にダウンロードできる。
財団法人インターネット協会は7月7日、インターネット上の不適切な情報をフィルタリングする携帯電話向けブラウザ「SFSブラウザ」を開発したと発表した。NTTドコモの503i、504i、505i、FOMA端末で動作するiアプリとして開発されており、http://rf.iajapan.org:8141/i/ib.htmlからダウンロードできる。
SFSブラウザは、インターネットへアクセスする際にフィルタリングサーバ「モバイルSFS」を経由する。モバイルSFSでは、PICS準拠のフィルタリング機能のほか、キーワードによるフィルタリングが可能。フィルタリング基準は、同協会が格付けを行った「Safety Online2」に基づく。 近年、携帯電話を使った児童の「出会い系サイト」へのアクセスが問題になっており(2月6日の記事参照)、法律も制定されるなど(6月9日の記事参照)、出会い系サイトへのアクセスを防ぐ手段の確立が急務とされていた。 同協会では、開発したブラウザをデモンストレーションシステムとして広く公開することで、フィルタリング機能の啓蒙および機能の向上に役立てたいとしている。
関連記事 携帯の出会い系サイト、法的規制の動き 警察庁は2月6日、未成年の「出会い系サイト」利用に関する法的規制のありかたについて、民間からの意見を取り入れた提言をまとめた。2−3月をめどに最終案を作成、国会に提出される 出会い系サイト規制法が成立〜違反者には懲役、罰金も 未成年相手の援助交際や児童買春が問題視される中、出会い系サイト規制法が可決された。サイト運営者には未成年が利用できないことの明示と年齢確認が義務づけられ、違反者には懲役または罰金も 年齢を聞けば出会い系サイト犯罪が解決できる理由 携帯電話を使った女子児童による買春目的の出会い系サイト利用が問題になっている。警察庁では、サイト利用者の年齢を確認する仕組みを導入すると共に、買春を誘う書き込みを禁止するという対策を想定するが…… 「出会い系サイト」にアクセス制限〜各キャリアが打ち出す 「出会い系サイト」を巡る問題に対応するため、ドコモ、au、J-フォン、ツーカーはWebアクセスへの制限機能を提供する予定だ。しかし、制限範囲については各社異なる。キャリアのサイトのみの閲覧を許可するキャリアから、一般サイトへのアクセスも一部認めるキャリアまでさまざまだ キャリアの安易なアクセス制限に批判 「出会い系サイト」対策を大義名分として、一般サイトすべてへのアクセスを制限するのは行き過ぎ──。コンテンツ事業者などから、こうした批判の声が上がっている。選択肢の少ないアクセス制限は、将来のビジネスの芽を潰してしまう可能性もある 関連リンク 財団法人インターネット協会 ニュースリリース [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |