カラー背面液晶搭載ながら最薄最軽量〜「N2102V」(1/2)1インチのカラー背面液晶が搭載され、見た目も「普通の携帯電話」に近づいたNEC製のテレビ電話対応FOMA「N2102V」。使い勝手も普通のケータイに近づいているのだろうか。
新世代FOMAでは3機種目の登場となるテレビ電話対応FOMA「N2102V」(7月15日の記事参照)。FOMAとしては初めて背面カラー液晶が搭載され、ボディもスリムかつ軽量化が図られている。今どきのケータイに最も近いデザインコンセプトのFOMA端末だ。
N2102Vは、外側に32万画素、内側に11万画素の2つのカメラユニットを装備したテレビ電話対応のFOMA端末。基本的にはFOMAの“N”デザインを継承しており、前モデル「N2051」(2002年12月11日の記事参照)から採用されたニューロポインタも搭載している。基本的にはN2051にテレビ電話機能を追加した端末と捉えてかまわないだろう。
本製品のポイントはテレビ電話対応端末として最薄最軽量なことだ。先行して発売された「F2102V」(7月14日、7月15日の記事参照)と比較すると6グラム軽く、1ミリ薄い。デザインがシャープなことからか、その数値以上にコンパクトに感じられる。 ちなみに前モデルのN2051からは13グラム軽く、2ミリ薄くなっている。
FOMAとして初搭載となる背面カラー液晶も特徴。携帯電話全般で見れば「いまさら」な感もあるが、だからこそ重要なポイントでもある。閉じた時のデザインはもはや「今どきのカメラ付きケータイ」となんら変わりない。
なおテレビ電話やカメラ機能を除いた部分の多くはN2051ベースとなっており、PCのポインティングデバイスのような“ニューロポインタ”も引き続き採用されている。N2051から特に変更がない点にはここでは特に触れないので、以前のレビューなどを参考にしてほしい(2月12日の記事、2月13日の記事参照)。
N2102Vのテレビ電話機能は、F2102V同様MPEG-4エンコード/デコードをソフトウェアで処理するタイプ。専用ハードウェアを備えた「P2102V」(3月21日の記事参照)と比べると画質のシャープさには欠けるが、全体の使用感はF2102Vと同程度。テレビ電話中にはインカメラだけでなくアウトカメラも利用でき、インカメラで2倍、アウトカメラで3倍ズームが可能。テレビ電話としての実用度は十分だ。
テレビ電話の発着信は分かりやすい。テレビ電話の発着信は左ソフトキーに割り当てられ、手動ダイヤル、電話帳や発着信履歴表示時、テレビ電話着信時にはディスプレイにガイドが表示される。またF2102V、P2102V同様ワンタッチで自分のカメラをオン/オフする機能(右ソフトキー)も備えている。
[坪山博貴, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/2 | 次のページ モバイルショップ
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