下り3.6Mbps、上り384Kbpsの高速通信が可能な「N902iX HIGH-SPEED」では、着うたフルもあっという間にダウンロードできる。音楽プレーヤーは、SD-Audioと着うたフルを一緒にプレイリストに登録可能な優れものだ。
ロボットやSF映画のキャラクターを彷彿とさせる近未来デザインが話題の「N902iX HIGH-SPEED」。HSDPAに対応した初の端末は、どんな経緯で誕生したのか、ユニークな新モデル開発の背景を開発陣に聞いた。
下り3.6Mbps、上り384Kbpsの高速通信が可能な「N902iX HIGH-SPEED」は、携帯音楽プレーヤーとしての機能が充実している点も大きな特徴だ。
ミュージックプレーヤーは、着うたフルとSD-Audioに対応。N902iX HIGH-SPEEDでは、従来FOMAに比べて着うたフルのダウンロードにかかる時間が大幅に短くなるため、目当ての曲をすばやく入手できる。また、N902iX HIGH-SPEEDには約400Mバイトの内蔵メモリが搭載されており、1曲2Mバイトの着うたフルなら200曲も保存可能だ。
SD-Audioにも対応しているので、手持ちのCDやPCの中に保存した楽曲もN902iX HIGH-SPEEDで聞くことができる。製品にはWindows対応の音楽管理ソフト「SD-Jukebox」が付属し、PC経由で音楽CDの楽曲を取り込むのはもちろん、すでにMP3フォーマットで取り込み済みの楽曲ファイルもインポートして、miniSDカードに転送できる。
miniSDカードをN902iX HIGH-SPEEDに挿し、FOMA USBケーブルでPCと接続すれば転送作業も行え、SD-AudioのプレイリストをPC上で編集することも可能だ。miniSDカードは最大2Gバイトまでのものを利用でき、標準モードなら最大999曲の音楽を保存できる。
そして何より便利なのが、プレイリストに着うたフルとSD-Audioの楽曲を混在させて登録できること。着うたフルとSD-Audioに対応する端末はたくさんあるが、1つのプレイリストに両方の曲を管理できるのは、今のところN902iX HIGH-SPEEDのみとなっている。
すでにCDを持っているお気に入りのアーティストの曲はSD-Audioで転送し、最新の曲は着うたフルでダウンロードする──という使い方が増える中、1つのプレイリストの中に両方の楽曲を登録できる自由さが、音楽の楽しみ方をさらに広げてくれるだろう。
プレイリスト作成の自由度も高く、複製して新しいプレイリストのベースにしたり、SD-Audioのアルバム(プレイリスト)を丸ごと登録したりする作業も簡単に行える。さらに本体に保存した「着うたフル」全曲やプレイリストから楽曲名やアーティスト名で検索し、検索一覧からそのまま再生するといった使い方も可能だ。
マルチミュージックプレーヤーは、「N902iS」に搭載されたプレーヤーの直感的な操作性はそのままに、使いやすさに磨きがかかった。イコライザは「低音強調」「高音強調」「音漏れ低減」「ポップ」「ジャズ」「ロック」「テクノ」「クラシック」「スピーチ」の9種類が用意され、音楽を最適な音質で楽しめる。また新たにオフタイマーやシャッフル再生の指定が再生中に可能になり、音楽を再生したまま次に再生したい「着うたフル」を一覧から選択する機能も追加された。
ながら機能も充実しており、音楽を再生したままiモードやフルブラウザの閲覧、メールの送受信/閲覧が可能。特別な操作は必要なく、音楽再生中にMENUボタンを押せば、見慣れたメニュー画面からいつも通りの操作で各種機能を呼び出せる。イヤホンで受話音を聞きながら本体マイクで通話する機能も備えており、音楽を聴いているときに不意の着信があっても、イヤホンを外すことなく通話できる。
端末を閉じたまま音楽プレーヤーのように使えるのも便利な点だ。背面に搭載されるアシストキーを長押しすれば、前回停止したところから再生が開始され、左側面のボタンで音量調整、曲間移動、連続曲間移動といった操作も行える。マナーモード中はヘッドホンが接続されていないと音楽再生が開始されないという、ちょっとした気配りも“N”ならではだ。
自由度の増したミュージックプレーヤー、最大9時間の連続再生時間、そして着うたフルをすばやくダウンロードできる高速通信──。音楽機能も、もはや後戻りできないくらい快適に使えるのがN902iX HIGH-SPEEDなのだ。
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提供:日本電気株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年9月29日