スマートフォンをカーナビにすることで得られるリアルタイム情報は、実際のドライブでどんな役に立つのか。ナビタイムジャパンの大西啓介社長自らのレクチャーの元、ジャーナリストの神尾寿氏が、アプリソムリエの石井寛子さんとともに春の鎌倉ドライブで検証した。
少し早すぎた桜前線が通りすぎ、春うららで気持ちのいい季節になっている。梅雨前のひとときは、家族や恋人と、マイカーやレンタカーで小旅行するにはうってつけだろう。
そしてドライブに欠かせないのがカーナビゲーションである。初めて行く場所でも目的地まで誘導してくれるカーナビは、今やクルマに必須のIT機器になっている。しかし、従来型のカーナビは価格が高く、その割にすぐに地図が古くなってしまったり、ネットで最新情報をチェックするような機能がないことが弱点だった。
そのような中で注目なのが、ナビタイムジャパンが提供する「カーナビタイム for Smartphone」や「ドライブサポーター」だ。これらはスマートフォン向けのアプリと、ナビタイムジャパンのクラウドサービスを用いて、最新の地図と情報を駆使した高度なカーナビゲーションサービスを実現。安価な利用料金ながら、据え付け型カーナビを越える情報性能を実現している。
ナビタイムのカーナビサービスはどれほど便利で、ドライブを楽しくするのか。
百聞は“一走”にしかず、ということで、今回は都内から鎌倉まで、アプリソムリエの石井寛子さん、ナビタイムジャパン代表取締役社長の大西啓介氏とともに、実際にカーナビタイム for Smartphoneとドライブサポーターを頼りにドライブ。観光スポットを巡りながら、その実力を試してみた。
実際のリポートに入る前に、ナビタイムジャパンが提供するカーナビゲーションサービスについて簡単に整理しておこう。
前回の記事でも紹介したとおり、ナビタイムジャパンでは現在、「カーナビタイム for Smartphone」と「ドライブサポーター」の2つのカーナビサービスを提供している。どちらもクラウド型のカーナビで、最新地図やリアルタイムコンテンツが利用できることは同じだが、“カーナビとしてのコンセプト”が異なる。
カーナビタイム for Smartphoneは、据え付け型カーナビを越える機能・性能を目指して作られた本格的なカーナビサービス。アプリ側に地図データを収納しており、通信圏外などでも基本的なナビサービスや再探索が行われる。またトンネル内などGPSが入らない場所でもルート案内が止まらない。UIデザインも、クルマで利用しやすいように工夫されている。まさに“スマートフォンを本格的なカーナビとして使う”ためのものだ。
一方、ドライブサポーターは、トータルナビゲーションサービスである「NAVITIME」のクルマ向けとして作られた経緯がある。そのためUIや使い勝手はNAVITIMEに近く、所要時間予測グラフや出発地・目的地天気情報などコンテンツが豊富なのが特長だ。走行中のナビ画面やUIデザインは、カーナビ専用機ではなく、ケータイナビに近い雰囲気だ。
カーナビタイム for Smartphoneとドライブサポーターは基本的なカーナビ機能やルート検索のアルゴリズムには違いはなく、どちらを選ぶかは、使い勝手やUIデザインにおけるユーザーの好みが分かれるところだ。今回の試乗では、よりカーナビゲーションに特化したカーナビタイム for Smartphoneを中心に利用した。
クルマを使った小旅行。ここでハードルになるのが、目的地までの渋滞である。せっかくのドライブも、渋滞に捕まりっぱなしでイライラが募ったら台無しだ。
カーナビタイムやドライブサポーターでは、都道府県をまたぐリアルタイム渋滞情報が得られる「オンデマンドVICS」と、ナビタイムユーザー同士が渋滞情報を収集・共有する「プローブ渋滞情報」の機能を搭載、さらに独自の渋滞回避アルゴリズムを用いて、クラウド側でもっとも早く・効率よく目的地に到着できるルートを推奨する仕組みになっている。
この渋滞回避機能が、どれほど効果を発揮するのか。
今回は、筆者がカーナビタイムの渋滞回避機能をすべて利用する一方で、担当編集者が運転するクルマはカーナビタイムの渋滞関連情報をすべてオフにした状態で目的地まで走り、ルートの違いを比較してみた。スタート地点はナビタイムジャパンの本社がある南青山で、鎌倉エリアまでドライブをして、現地で景色や食事を楽しんで南青山に戻ってくるというルートを想定している。この記事が掲載される頃には梅や桜の季節は終わってしまっているが、きっと暖かくなって鎌倉散策にはもってこいの季節になっているだろう。
さて、南青山から鎌倉まで、渋滞を考慮せずに最短で移動するには、国道246号から環状8号へ抜け、第三京浜から横浜横須賀道路を経て行くのが一般的だ。しかし今回のテストでは、カーナビタイムは第三京浜を使わなかった。青山を出ると高樹町インターから首都高速の3号渋谷線に乗り、谷町ジャンクションを経由して中央環状線から1号羽田線に入った。そして生麦ジャンクションから神奈川5号大黒線を通って大黒ジャンクションで湾岸線に乗り換え、幸浦から横浜横須賀道路に入るというルートを提示した。
結果的に、途中で少しの渋滞はあったものの、渋滞の長い部分は巧みに避けて、目的地まですんなりと到着することができた。とりわけ感心したのは、並行する羽田線と湾岸線の使い方で、羽田線を走行していた区間は、併走する湾岸線側では渋滞していた。刻々と変化する渋滞状況に応じてルートを選ぶのは、通信型のカーナビサービスならではだろう。
では、“リアルタイム渋滞情報を使わない”状況ではどうだったのか。通信機能をカットしていた担当編集者のカーナビは、地図上で見ればもっとも効率的となる第三京浜経由のルートを提示。しかし、国道246号がかなり混雑していたうえ、第三京浜の保土ケ谷インター付近で渋滞に巻き込まれ、リアルタイム渋滞情報を元に遠回りのルートを走った筆者のクルマよりも、15分近く遅れて目的地に到着することになったのである。
もちろん、渋滞は発生場所や発生原因などルートによって状況が異なり、いつも今回ほどあざやかに回避できるとは限らない。しかし、豊富なリアルタイム渋滞情報を持つカーナビタイムが、通信機能のない従来型のカーナビよりも有利なのは変わらない。その渋滞回避能力の高さは、試してみると実感できるだろう。
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