ドコモの2013年夏モデルのスペックを比べると、ディスプレイサイズとメインカメラの有効画素数で最高クラスのARROWS NX(6月中旬発売予定)。しかし、その実力はスペックだけで決まるわけではなかったのだ。
ARROWS NXの魅力の1つが、5.2インチフルHD(1080×1920ピクセル)の美しい大画面ディスプレイだ。5.2インチとディスプレイのサイズがここまで大きくなると、4インチクラスのディスプレイとは映像の迫力が完全に異なる。このようなディスプレイの表現力が実現する映像エンターテインメント機能を中心に、6月中旬に発売予定となったARROWS NXの機能を紹介したい。
「Super Clear Panel」を採用したディスプレイは、液晶とパネルの間の空気層をなくして光の乱反射を抑えることで、くっきりと鮮やかな表示を実現した。また、周囲の照明の種類を検知して最適な色を表示する映像処理エンジンを搭載することで、映像を自然な色合いで楽しめる。
照度センサーで本体が屋外にあることを判別すると、画面が見やすくなるように輝度とコントラストを自動で調整してくれる「スーパークリアモード」も導入している。スマートフォンによっては太陽光の下で視認性が悪くなるものもあるが、ARROWS NXはいつでもしっかり表示を確認できた。しかも「持ってる間ON」のおかげで画面がスリープしないので、地図でルートを確認しながら歩いているときでもディスプレイを表示したままにできるなど、使い勝手をよく考えた機能を用意している。
ピクセル密度は商用印刷物のドット密度300dpi以上で電子書籍も快適に読めるレベルだ。実際に、画面スクロールの動作を少なくするために、小説などはできるだけ文字サイズを小さくして読んでみたが、くっきりと鮮明な文字表示のおかげで、新書や文庫本感覚で読んでいける。もちろん、メールやWebページなども快適だ。
大画面ディスプレイを搭載するARROWS NXで、最も注目したい機能が「フルセグ」テレビだ。ワンセグが地上デジタル放送の電波の1セグメントのみを使っているのに対して、フルセグは12セグメントを使用している。受信する情報量による画質の違いは歴然だ。電波をしっかりキャッチできれば、自宅のハイビジョンテレビと同じ感覚で、地上デジタルテレビの番組を快適に視聴できる。
チャンネルの切り替えや音量の調整は、画面にタッチして簡単にできる。さらに「自動切替」にセットしておくと、電波状況に応じて自動でフルセグとワンセグが切り替わる。なお、録画はワンセグのみ対応しており、microSDカードに保存する。
フルセグを利用すると電力の消費が多くなるので、付属の卓上ホルダで充電しながら視聴することをお勧めしたい。バッテリーの残量を心配せずに安心して番組を楽しむことができる。また、この卓上ホルダは本体をセットしても音抜けがよく、音量が大きくなる工夫を施している。単体よりいい音で視聴でき、映像の迫力もさらに増す。
サウンドの品質では、「Dolby Digital Plus」の効果が絶大だ。フルセグ視聴中、ウィジェットで機能を有効にすると、音がクリアになるとともに、広がりがはっきりと変わる。Dolby Digital Plusはフルセグやワンセグ、音楽再生のほか、YouTubeなどのサウンドでも有効だ。
なお、卓上ホルダについては、急速充電(※)に対応している点も大きなポイントだ。電池が大容量になると、それだけ充電にも時間がかかるようになるが、ARROWS NXはACアダプタ04(別売)とこの卓上ホルダを使うと、約10分で約1時間の通話が可能になるということで、バッテリー残量がわずかなときでも、ほんの短時間でも電源が確保できれば使い続けることができる。(※:ACアダプタ 04(別売)が必要です。「急速充電」とは、端末本体上で「充電してください」の表示が出たタイミングから充電を開始して60分で1200mAh以上充電でき、かつACアダプタ 03使用時と比較して125%以上の効率化が満たせる充電機能のことです)
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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2013年6月23日
ドコモの2013年夏モデルで最大級のディスプレイを搭載し、ヒューマンセントリックエンジンで快適な環境を提供するARROWS NXに浸りきった女性の話を聞いてみる?
ドコモの夏モデルとして発表された富士通の最新スマートフォン「ARROWS NX」。5.2インチのフルHDディスプレイや最新のクアッドコアCPU、大容量バッテリー、フルセグを搭載するなどスペックの高さが目立つが、実際の使用感や性能はどうか。見どころをレビューした。