3日間持つスタミナから便利な新機能まで――「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」の魅力を徹底解剖1週間使い倒した(1/2 ページ)

「IGZO」を採用した5インチのフルHDディスプレイ搭載の「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」が、NTTドコモから発売される。シャープが放つAQUOS PHONEシリーズの最高峰モデルの魅力を解説するとともに、3日間持つというスタミナを検証した。

» 2013年11月07日 09時30分 公開
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 11月7日に発売された「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」は、2013-2014年冬春モデルの「おすすめ機種」の中の1モデルだ。ドコモから登場するスマートフォンとしては初の5.0インチフルHD IGZO液晶を採用しており、3000mAhのバッテリーも搭載。このIGZOと大容量バッテリーの相乗効果により、ドコモのスマートフォンでは史上最高クラスの電池持ちを実現している。

 もちろん、AQUOS PHONEシリーズならではの高機能なカメラをはじめ、片手での操作に配慮した便利機能など、ほかにも注目すべきポイントは多い。そんなSH-01Fを、筆者が実際に1週間使ってみた。そこで気付いたことを中心に、本機ならではの魅力に迫る。

photo 「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」

これまでの5インチモデルの印象を覆す、軽量・スリムなデザイン

 昨今のスマホのトレンドとして、ディスプレイの大型化が挙げられる。5.0インチディスプレイを搭載するSH-01Fもその流れを踏襲している。しかし、本機を手にして驚くべきは、大容量バッテリーを搭載しながら「約139グラム」という軽さを実現している点だろう。前モデル「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」の約157グラムから18グラムも軽くなっている。また、5インチ以上のディスプレイを搭載したドコモ冬モデルの中では最も軽く、「画面が大きい=重い」というイメージを覆してくれる。薄さは8.9ミリで、最厚部も9.2ミリに抑えられており、側面がゆるやかなラウンドを描いているので、手にしたときのフィット感も良好だ。

photophoto 5インチモデルの中でも持ちやすさを意識して設計されている印象(写真=左)。背面は陶器のようにツルンとしており、側面のなだらかなカーブが手に優しい。背面カバーは開かない仕様だ(写真=右)
photo 右側面に電源キーがあるのみで、ほかのボタンはない。ちなみに、電源キーは右手で持ったときに親指が届きやすい位置にある

 手の大きな男性なら、5インチという大きなディスプレイでも片手で操作ができるだろう。しかし、手の小さな女性ユーザーにとっては、そのサイズ感がややネックに感じることもあったはず。その点に関しては、これだけの薄さと軽さ、そして手のひらへのなじみやすさが配慮された本機であれば、抵抗なく使えるのではないだろうか。

 また、個人的にうれしく感じたのは、外部接続端子やイヤフォン端子がキャップレス構造になっている点だ。IPX5/7等級の防水性能を備えた本機だが、これならカバーがきちんと閉まっているかどうかなどを気にしながら水場で使う必要もなく、充電もスムーズに行える。

photophoto 端末上部にはキャップレス構造のイヤフォンジャックとワンセグ・フルセグ用の伸縮アンテナ、カードスロットを搭載する(写真=左)。端末下部には外部接続端子とストラップホールがある(写真=右)

バッテリー残量を気にせずに使えるスタミナを実感

 SH-01Fは3000mAhの大容量バッテリーを搭載している点だけをみても、電池持ちに対する安心感は高い。さらに、バッテリーを長持ちさせるために、技術的な工夫も施されている。

 まずは、シャープが世界初の量産化に成功したIGZO液晶ディスプレイの採用だ。IGZOは、ディスプレイの高輝度化や低消費電力化などに貢献する技術。従来の液晶では1秒間に60回の表示書き換え処理を行っていたが、IGZO液晶ディスプレイは「液晶アイドリングストップ」機能を採用。静止画は1秒間に1回、動画は(30fpsの場合)従来の半分の書き換え動作で画像を書き換えられる。さらに、「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」や「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」など従来機のIGZOから、SH-01Fではさらに進化している。SH-01Fは、ディスプレイのカラーフィルタの透過率を上げ、さらに省電力駆動ICを搭載したことで、従来と同じ消費電力でより明るい画面表示が可能になり、省エネ性能が約20%アップした。これは、今冬に発売されるAQUOS PHONEの中でも、SH-01Fがいち早く搭載する。

 さらに、省エネを支える仕組みとして、「エコ技」機能も忘れてはいけない。時間やバッテリー残量に関する項目をまとめて省エネモードに設定できる機能で、スマホを初めて使うユーザーでも複雑なことを考えずにワンタッチで省エネ設定への切り替えが行える。シャープの調べによると、エコ技をオンにすることで、実使用時間が約11%向上するという。

photophoto 「エコ技設定」では任意のバッテリー残量でエコ技をオンにできる(写真=左)。待受の省エネ設定だけでなく、必要なときだけWi-Fiをオンにする「省エネWi-Fiモード」も用意した(写真=右)
photophotophoto 設定した時間帯にエコ技をオンにするタイマー設定もある(写真=左)。「省エネ待受」をオンにすると、どれだけ待受時間が延びたのかを確認できる(写真=中)。画面消灯時に動作を制限するアプリを選択すれば、より高い省エネ効果を得られる(写真=右)
photo 「設定」→「省エネ&バッテリー」→「電池」からバッテリーの使用状況を確認した。画面は原稿執筆時のものだが、写真撮影やスクリーンショット撮影などで、テスト時よりも実使用時間が長い

 NTTドコモが測定する「実使用時間(外部リンク参照)」では、SH-01Fは約98.9時間使い続けることができ、現時点では最も大きな数値となっている。そこで、実際に筆者が3日使用して、本当にバッテリーが持つのかを検証した。今回はSH-01Fを3日間持ち歩き、WebブラウジングやSNSの閲覧、出先でのGmailの利用を中心に、通話機能やフルセグなども利用した。通信環境は、自宅や会社ではWi-Fiを使用し、エコ技はバッテリー残量が20%になるとオンになるように設定した。

 1日目は通常利用だけでなく、残業中にどうしても見たいテレビ番組があったので、40分ほどフルセグを視聴した。それにも関わらず、1日目終了時のバッテリー残量は80%。電車での移動中にメールやWeb、SNSを利用していたが、ほかの機種を使っているときのようにバッテリーがどんどん減ることはなかった。この日は約110分使用した。

 2日目は移動が少なかったので、仕事の休憩時間での利用がメイン。使用時間は約50分。前日に比べてスマホを手にする時間が短かったこともあり、2日目終了時のバッテリー残量は68%だった。1日目が20%バッテリーを消費したのに対し、2日目は12%減にとどまった。

 2日間使って感じたのは、就寝中のバッテリー消費が非常に少なかったこと。筆者がプライベートで愛用しているスマホの場合、1年以上前に発売された機種ということもあり、1日使わずに放置しているだけでバッテリーがなくなってしまう。その点、SH-01Fは就寝中のバッテリー消費は数%で済んだ。充電をしないまま寝てしまっても、これなら安心だろう。

 最終日の3日目は、移動中にストリーミングで音楽を聴いていたので、外出先でのデータ通信量は少し多かった。また、仕事の電話を頻繁にかけた日でもあったので、やや心配だった。使用時間は約60分で、最終的なバッテリー残量は46%。3日間普段通りに使っても、半分近くバッテリーが残る結果となった。

 ドコモの実使用時間における1日の使用時間目安は80分で、3日間だと240分。今回の3日間の合計使用時間は220分で、ドコモの条件よりやや短いが、それでも3日後に46%も残っていたのは驚異的だ。もちろん、動画を長時間視聴したり、通信が発生する操作を長時間したりすると、ここまでの結果にはならないだろうが、使い方次第では3日持つことが分かった。出先で1日中ヘビーに使ったとしても、バッテリー残量を気にしながら過ごすことはなさそうだ。

 また、SH-01Fは「急速充電」にも対応しており、約30分の充電で1日使える。利用には別売の「ACアダプタ 04」が必要だが、充電するのを忘れやすい人はぜひとも活用したい。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2013年11月21日